▼キャットフードの選び方
愛猫が長く元気にいられるように、フード選びのポイントを押さえておきましょう。
ポイント1・猫の成長に合わせて選ぶ。
栄養バランスの取れた食事はもちろんですが、それぞれの成長過程でしっかりと摂取しておくべき栄養素もあります。
まずは、そんな“ライフステージに沿ったフード”を選んでみるのが良いでしょう。0~1歳の子猫期は栄養素がしっかりと摂取できるものを選びましょう。1~7歳の成猫期は栄養バランスの整った総合栄養食を選ぶことが大切。猫にとっては大敵となる腎臓病の予防にも目を向け、腎臓のケアに効果的とされている、抗酸化物質・アルギニン・オメガ脂肪酸などが配合されたものを選ぶと良いでしょう。7歳~の老猫期では、基礎代謝が低下し必要な摂取カロリーも少なくなります。脂肪分がコントロールされた高齢期用のフードを選ぶと良いでしょう。
ポイント2・体型や体調を考慮して選ぶ
肥満猫用にダイエットフードもありますが、“なんとなく肥満が気になる”だけでは、食事による適切な健康維持ができません。まずは獣医師と相談しながら、愛猫の体重や理想の体型を把握し、どのようなフードをどのくらいの量で与えるかなどを決めていきましょう。また、便秘気味のときは食物繊維が含まれているフードを選びましょう。ただし、便秘の症状が見られるときには、まずは動物病院へ連れていくことが大切です。
ポイント3・メーカー・値段で選ぶ
キャットフードは安くてコスパの良いものや高価なものなどさまざまありますが、大切なのは飼い主さんが信頼のできるものであることです。一般的には、成分が細かく書かれているフードや、不明点を聞いた際に丁寧に教えてくれるようなメーカーは信頼ができると言えるでしょう。うちの子にはどのフードがいいんだろう?と迷った際はペピイの「ごはんいきいきサポート」に相談してみてください。
▼好き嫌いが激しい場合はどうする?
猫は「いろいろな物を食べられたほうが生存に有利である」と考える、「ネオフィリア」という習性を持ちます。
この習性によって、目新しいフードばかりを好んだり、選り好みをすることもめずらしくありません。
食べないからといって頻繁にフードを変えたり、猫の喜ぶおやつばかりを与えるようなことは好き嫌いを助長させてしまうので、栄養状態に問題がない限りはトッピングなどで工夫をしながら、一つのフードを続けてみてください。
▼愛猫がごはんを食べない!どうしたらいい?
前提として、猫はもともと食欲にムラがある動物です。食べたいときに食べたい分量を食べる習性を持つため、ごはんを食べない=必ずしも健康に問題があるというわけではありません。
ただ、子猫の場合には半日以上何も食べなければ要注意です。同じく高齢の猫や病気持ちの猫なども予備能力が低いことから、食欲不振だと感じたら早めに対処する必要があります。成猫の場合、若くて健康であれば2日ほど食べなくても平気だと言われます。ただ、1日以上何も食べないときには注意して観察するようにしましょう。
▼ウェットフードを与えるメリットは?
カリカリのドライフードと比べて、ウェットフードは食事で水分を摂取することができ、香り豊かで嗜好性が高いのが特徴です。
また、やわらかくて食べやすいため、薬を混ぜることができるのも嬉しいポイント。ウェットフードにはさまざまなメリットがありますが、それぞれの猫の特性や健康状態によって注意するべき点もあります。
例えば、お腹をこわしやすい猫にウェットフードばかり与えることによって下痢を引き起こしてしまったり、量や頻度によってはカロリーオーバーとなり、肥満の原因になってしまうことも。
毎日の愛猫の食事の中に、どの程度、どのようなウェットフードを取り入れるかは、注意しながら決めていきましょう。