愛犬が外でしかトイレしない!将来役立つトイレ習慣とは?

 

毎日のことだから、快適にしてあげたい愛犬の「トイレ」。
年齢を重ねると、様々なお困りが出てきます。
「お外でしかトイレできないと、何が困るの!?」
「若い時からオムツをした方がいい!?」

お悩みや疑問に、専門家がアドバイスします。

監修

動物介護施設ペットケアホーム・リュッカ代表
安部 里梅 さん

動物病院での豊富な看護経験を活かした老犬介護のプロ。動物の総合ケア 施設を立ち上げ、老犬たちの抱えた様々なお悩みに日々向き合う。

先輩飼い主さんに聞きました!シニアになってこれが困った!お外でしかトイレしてくれない

お外でしかトイレできないと、何が困るの?

介護のプロ:安倍先生

オシッコのたびに
お外に連れ出すのが、
どんどん大変になります。

歳をとるにつれて頻尿になる子もいますし、足腰が弱くなることでお外に行くのにサポートが必要になることもあります。


先輩飼い主さんの「困った」体験談

  • オシッコが近くなり、夜中何回もオシッコに行きたそうにクンクン鳴き、その度に寝ていても起きないといけませんでした。足腰が弱って歩けなくなっても、抱いてオシッコポイントまで行きました。
    (柴犬・14歳)
  • 被災して、外に出せる状態ではなかった時に半日以上室内でトイレできませんでした。トイレシーツを用意しても全く見向きせずに外に行きたいアピール。
    (ポメラニアン・15歳)
  • 先日体調を崩し3日間入院することに。ケージの中でいっぱいトイレを我慢して、我慢しきれなくなった時に排泄していたようです。失敗してしまったと…落ち込んだと思います。トレーニングはしておくべきなんだと痛感しました。
    (柴犬・16歳)

おうちでトイレできるようになれますか?

介護のプロ:安倍先生

ほとんどの子は、なれます!
愛犬との根気比べです。

過去におうちの中でトイレを失敗して怒られたことで、外でしかトイレしなくなる子もいます。
家の中でしてもいいんだと教えてあげましょう。


室内で「漏らしてくれたら」ラッキー!
\最上級に褒めましょう!/

「お外に行きたい」という要求を飼い主さんがいかに聞かずにいられるかがポイント。
おしっこのついたシーツを置いておくなど、おしっこしたくなる工夫をして、漏らしてくれたら大成功!たくさん褒めてあげましょう。
片づけるときは何も言わずにサッとお掃除。この経験が続くことで「家の中でしても大丈夫なんだ!」と愛犬に認識してもらいましょう。

「おうちトイレトレーニング」のお助けアイテム3選はこちら!

外でしかトイレできない子の「おうちトイレ」を成功に導く!
囲い付きのビッグなトイレ。

●軽量で持ち運びしやすい「素材」だから、ベランダやお庭での練習もOK!

「プラスチック製段ボール」素材で、汚れもサッと水拭きorシャワーでキレイに。慣れるために、外の土や草を置いても大丈夫!

●くるくる回りやすい「形」で、 思わずおしっこしたくなる!

片側入り口で回転を誘導し、排泄を促します。 大きく囲われているため、はみ出しの失敗も軽減。

▼「やわらかプラダントイレ」を使った詳しいトレーニング方法はこちら

トイレトレー無しでも、
シーツがズレにくくなる超防滑&防水シート。

トイレトレーが苦手な子でも、このシートの上にトイレシーツを敷けば、
ズレにくい&ふんばりやすくなります。
防水なので、床への汚れ対策もできて一石二鳥!

段差がないからつまずきにくい。
くるくる回る子でも安心の薄型トイレ。

足の短い子やシニアの子にも優しい、薄さ0.5cm。四隅にシーツを挟むストッパーが
ついているので、寄れやめくれを防ぎます。汚れても簡単に水洗いできて衛生面も◎

先輩飼い主さんに聞きました!シニアになってこれが困った!オムツを嫌がって着けてくれない

オムツが着けられないと、何が困るの?

介護のプロ:安倍先生

歳をとると、粗相が増えがち。
掃除や洗濯に追われる飼い主さんも…。

泌尿器官の機能低下により、粗相や尿漏れが起こります。
いきなりオムツを着けようとしても、慣れるまでに時間がかかることが多いです。


先輩飼い主さんの「困った」体験談

  • 夏場は飲水量が増えるため、オネショをすることが。オムツすると違和感があるらしく、固まって動けなくなってしまったので、止めました。オネショシーツを数枚買って、こまめに替えています。
    (トイプードル・13歳)
  • 外まで間に合わずお漏らしするようになったため、オムツをつけました。オムツの中でうんちをするのが嫌で、雨の中でも雷の嵐の中でも連れて外に行きました。
    (シベリアンハスキー)
  • 15歳くらいからちょびちょびオシッコが漏れるようになったため、ほぼ生まれて初めてオムツを着けたのですが、嫌がって落ち込んでしまって…。 若い頃に慣れておけばよかったと思いました。
    (Mダックス)

オムツは練習した方がいい?

介護のプロ:安倍先生

若い頃からオムツに慣れていれば、
マナーの他、災害時にも役立ちます!

災害時、公共の場所へ避難する場合にオムツを着用していればおもらしなどのトラブル防止に。
もちろん将来の介護時も安心ですね。


\オムツを着けた状態で愛犬が「喜ぶこと」をしてあげて/

嫌がる子は、まずは短時間から。オムツを着けた状態で、愛犬が一番好きなこと(ごはん・おやつ・お散歩など)をして、着けていることが気にならなくなるようにしてあげましょう。
最初は噛みついてくる子でも、数か月がんばって着けらるようになった子も。
焦らないで、がんばりましょう!

オムツ環境を快適にするお助けアイテム2選はこちら!

動きやすくてズレにくい!
伸縮性バツグンのマナーベルト。

通気性がよくて蒸れにくく、伸縮性もバツグンなニット素材を採用。2本のバンドが体
にフィットしてズレにくく快適です。

しみつき臭、黄ばみをスッキリ落とす!
肌に優しい尿臭専用消臭スプレー。

茶エキス、柿渋エキス配合で毛にしみついた嫌なニオイを落とし、潤い成分ツバキ油が
毛肌のぱさつきを防ぎます。愛犬がなめても安心な成分を使用。

▼ 快適オムツ・マナーベルトの一覧はコチラ

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