お手入れのお悩み解決!
ブラッシング術
ブラッシングは毛の汚れ、ノミやダニなどを取り除くためにとても大切。
正しいお手入れの方法を身に付けて、愛犬と楽しくふれ合う時間にしてあげましょう。
監修・指導
ペピイ動物看護専門学校トリマー講師
山田 記代子先生
ブラシの種類とかけ方
毛の長さや毛質、使用する場所によって、ブラシの種類を選んでください。
正しい持ち方で、毛並にそって。
針金のようなピンが抜け毛やもつれ毛を取り除きます。ペンを持つように軽く握るのがコツ。
短い毛を絡め取るのに効果的。
毛並みにそってかけてあげてください。
毛並を整える仕上げ用。
抜け毛を取った後に、コームでもつれや絡みが無いかを確認しましょう。
愛犬が嫌がってじっとしてくれない・・・
おやつを使ってみて。
おやつを使って、愛犬の気をひきましょう。1人がおやつで引き寄せているすきに、もう1人がブラッシングをしてあげましょう。
高いところに乗せてみよう。
高いところに乗せると落ち着いてブラッシングができます。台の上には落下防止のため、必ず滑り止めマットなどを敷きましょう。
大型犬の場合
リードをつけるか、2人でおこなうとスムーズにできます。
それでも暴れてしまう場合・・・
お散歩やおもちゃで遊んだ後など、発散させて落ち着いてからブラッシングしてみましょう。
ブラシを強く当てすぎているのかも。力を弱めてチャレンジしてみてください。
ブラッシングをやってみよう!
ブラッシングで体を触ることで、病気の早期発見、予防に。
マッサージ効果もあり健康促進につながります。
毛の流れに沿って
基本的には毛並にそってかけてあげてください。背中から始めて、敏感な顔や足先は後からしましょう。
めくってブラッシング
地肌がみえるまでめくって、根元からブラシをかけます。
ここがポイント!
もつれ毛や毛玉がある場合、先に手でほぐしてあげましょう。
飼い主さんは愛犬に声をかけるなどして、リラックスした状態で行いましょう。
★1週間に1回はしてあげてください。秋と春の換毛期は、よりこまめに行いましょう。毛玉ができてからやると痛いので、ブラッシング嫌いの原因に。
体のいろいろな部位にチャレンジ!
足先
足先は敏感な部分。引っ張ったりせず、そっととかしてあげてください。内股やわきの下は歩くとこすれてもつれやすい部分なので、毛玉がないか確かめてからブラッシングしましょう。
足を横に引っ張るのは×
犬の足は前後にしか動きません。無理に抑えつけたりするのも嫌がる原因に。
しっぽ
しっぽは強く握らないようにして、根元をめくってからブラッシング
顔まわり
顔まわりはコームでとかします。敏感な部分なので、引っかかったら無理にとかさず、手でもつれをほぐしてからしましょう。
おなか
お腹は毛が薄いので、優しくかけてあげて。小型犬なら前足を持ちながらでも。
山田先生から
ブラッシングは愛犬とコミュニケーションをとる良い機会です。毛玉ができる前に、習慣づけてこまめにすることを心がけてあげてください。特に巻き毛や長毛の子はもつれやすいので注意してあげてくださいね。