ふだんの生活の中には、愛犬の体の変化がわかるヒントがいっぱい。少し気を配るだけで病気が見つかる可能性がアップします。ここでは代表的な項目をご紹介します。気になることがあれば、できるだけ早く動物病院へご相談ください。
お散歩タイム
楽しい時間のついでに、歩き方を中心に気をつけてみて。年齢による変化もありますが、関節症や心臓疾患なども考えられます。肥満や運動不足の子は特にご注意を!
歩き方や早さがいつもと違う
散歩に行きたがらない
足をひきずっている
階段やちょっとした段差を嫌がる
お食事タイム
食べない理由には様々なことが考えられますが、体が不調の場合もあります。年齢にふさわしいフードを選ぶこともお忘れなく。
食欲がない
偏食が多くなった
トイレのお掃除タイム
便や尿は体の中の病気を伝える大切なもの。掃除のついでにチェックしておきましょう。来院時に便や尿を持参すると診察に役立ちます。普段の状態を撮影しておくのも◎!
便は食べ物を変えると色や硬さ、ニオイが変わりますが、下記のような変化にはご注意を。
出ない、少ない(出そうとしているのに出ない)
色がおかしい(赤い、白っぽいなど)
においがきつい
下痢をしている
ブラッシングタイム
ブラッシングは毛の汚れ、ノミ・ダニを取り除くためにも大切。毛や皮膚を観察しながらやさしくブラッシングしてあげましょう。
かゆがっている 虫(ノミやダニなど)がついている
皮膚が赤い フケが多い
一部だけ毛が抜けたり、不揃いになっている
できものがある
愛犬とのまったりタイムには、目・耳・口を気にしてみよう
一緒にくつろぎながら、さりげなく健康チェックを。近くで細かな変化に気付けるチャンスです。
耳の中がにおう
頭をしきりに振る
かゆがっている
耳の中が汚れている
こする、ショボショボする
充血している
目ヤニが出る
目が白く見える
出血している
口臭がひどい
食べたそうにしているのに食べられない
歯茎や舌の色が悪い
よだれが出る、口を閉じない
こんなことにも気をつけてみよう
お尻をこすりつける
水をよく飲むようになった
咳をよくする
体の一部をしきりに舐めている
各項目をチェックして、動物病院へ行こう!
診察を受ける前にメモしておけば、愛犬の様子を説明しやすくなります。
動画や写真があるとさらに安心です。
愛犬の健康診断はしていますか?
「健康な時の数値」を知ることは
病気の早期発見のために大切です。
健康な時の検査で、愛犬の健康時の値がわかります。体調が悪くなった時にその健康時の値と比較すれば、どう悪くなってきたかが判断しやすくなります。
フィラリアの血液検査時に健康チェックも同時にしておくと安心です。
POINT!
お誕生日やお家に迎えた月を目安に健康診断を受けるのがオススメ。
目に見えない病気の早期発見にも役立ちます。
(ペピイカタログ2018年春夏号掲載)