(ペピイカタログ2018年夏号掲載)
暑い季節にできるねこ想いの工夫って?
ねこが気ままに
涼める夏にしよう♪
猫は暑さに強いと思われがちですが、やっぱり暑いのは嫌いです。室温が高い部屋に長時間いると体調不良になる心配も…。お部屋の工夫で快適な毎日にしてあげましょう。
ねこが気ままに涼める工夫5つのポイント!
1. 室温が違うお部屋にも行けるように。
室内が熱い時や冷え過ぎた時のために逃げ場所を作っておきましょう。ドアストッパーを使って、室温が違うお部屋にも行けるように。停電や冷房の故障時の対策にもなります。
床が冷たい浴室や、玄関が好きな子も♪ ただし、お外への脱走にはご注意ください!
室温の好みが違う2頭のために、
部屋の出入りは自由です。
キキは冷房の効いた部屋が、ジジは暑めの部屋が好き。その時の気分で移動してもらい、私も居場所を把握して気を付けています。
スタッフ猫:ジジ、キキ
2. 冷たさの違う寝床を用意しよう。
猫が気分や体調に合わせて選べるように複数個所に寝床を作りましょう。クールベッドや通年用ベッドなど、冷たさの違う寝床を用意してあげて!冷房の風は避けてあげましょう。
クールマットもおこもりベッドも
場所を選んで活用中♪
冷房の風があたるけれど、ニーロが好きな寝場所があります。そこで、こもれるベッドを置いてみたら夏も快適になりました。
スタッフ猫:ニーロ
3. 冷房は28度前後を目安につけよう。
25度以下の冷房設定温度は、猫には冷え過ぎです。冷気が下にたまらないよう、風向きは水平か上向きに。
まろんのために
自然の風を取り入れています。
我が家のマンションは風がよく通るので、夏前に玄関網戸を設置。エアコンの使用がなくなり、虫の侵入も防げました。
まろんちゃん
4. 日差しはカーテンでカット。
暑い場所に居続けると熱中症や熱射病などになる心配があるため、長時間のひなたぼっこにご注意を!あまり移動しない高齢猫は特に気を付けて!
押入れやタンスの中など、狭くて暑い場所への閉じ込め事故にもご注意ください。
熱中症かな?と思ったら体を冷やして動物病院へ。
体が熱かったり呼吸が荒い時は、タオルに包んだ保冷剤などで体を冷やして動物病院へ。ただし、急激に冷やすのは危険なためご注意ください。
5. 水はいつでも飲めるように。
猫は暑いとあまり動きたがらない傾向が。いつもの居場所や通り道付近など数カ所に水を置き、こまめに水分補給ができるようにしてあげましょう。
特にこんな猫は夏バテにご注意を!
● 体温調節が苦手なシニア猫や子猫。
● 体内に熱がこもって体温が上がりやすい肥満気味の猫。
● 寒い地方が起源の猫