コロナ禍でのペットとの暮らしを
より快適に!
ステイホームでペットもストレス!?
ある動物病院の動物看護師さんのお話です。
「新型コロナウィルス感染症防止の外出自粛で、飼い主さんがあまりにもペットをかまうので、ストレスで具合が悪くなる猫が病院にやってきます」
「STAY HOME」で、自宅にいる時間が増えた飼い主さん!ここぞとばかり愛猫と遊んであげたくて、猫かわいがりしすぎたのでしょう。
一見、微笑ましい姿にも思えますが、留守の多かった飼い主さんが、ずっと家にいて「あそぼう!」と誘ってくるので猫はびっくり!
愛猫にとっては、これまでの日常との大きなギャップがストレスに・・・・。
愛犬・愛猫家にとって、我が子が幸せそうな姿を見ることは、飼い主さんにとってもこの上ない幸せ!
それなのに、自分のせいでストレスを感じてぐったりしているペットの姿は、飼い主さんにはかなり辛いもの。しかもそれが「構いすぎ」が原因なんて・・・。
飼い主さんも少し反省です・・・。
それでもペットと一緒に過ごす時間は大切にしたいもの。そこで飼い主さんも、うちの子のために一工夫してみることにしました。
おうち時間が長くなって、世間では断捨離や大掃除、プチリフォームが流行っているそう。ならば、ペットの気持ちになって、ペットエリアもプチリフォーム!
ペットの喜ぶ姿をずーっと見ていられる「おうち時間」は、飼い主さんもこの上ない幸せに包まれること間違いなしです。
ステイホームでの愛猫との上手な付き合い方
まずは、愛猫が毎日過ごすケージの中を快適に過ごせるように、爪とぎもできるステップをつけ上下運動しやすくしたり、くつろげるベッドを置いてお気に入りのポイントを増やして愛猫の特別な居場所にアレンジしてみましょう。
他にもお気に入りの爪とぎを新しくしたり、断捨離や大掃除の際に、滑り止めのマットを新しくしたり、お金をそれほどかけなくても、心機一転できそうです。きれいなお部屋でペットたちと過ごす時間は至福のひと時。ペットの幸せそうな姿を見ていると、リモートワークもはかどります。
さあ!これで、OKかと思いきや、今度は愛猫がパソコンのキーボードを乗っ取り、その場に居座って微動だにせず・・・。かわいいからついそのままで、仕事が滞ってしまった!なんていう飼い主さんの声も多く聞かれます。でも、どうしてキーボードに?
カチャカチャとキーボードを叩く飼い主さんの動く手が気になったり、画面に映る動画などに興味を示して遊びたくなるのだとか。
動くものに反応する猫の本能です。また、冬場はキーボードの上は暖かいので気持ちいいのかもしれません。
当然、仕事にはならないので、泣く泣く愛する我が子をキーボードから下ろします。すると、猫はここに乗れば構ってもらえる、とばかりにまた乗ってしまうのです。構いすぎは愛猫にとってストレスになりますが、仕事が忙しいからと放っておくのもまたストレスに。
リモートワークが主流になりつつあるコロナ禍で、愛猫エリアのプチリフォームが流行っているのは、そんな理由からかもしれません。
こんな時には、ある程度高さがある透明な台をキーボードの上にまたぐように設置。透明な台なので、台の下に手をくぐらせれば、キーボードを打ち続けることができます。
これなら愛猫が乗っていてもご機嫌を妨げることなく仕事を続けられますね。
また、机のそばに猫の入る箱やベッドを置くと、猫は飼い主さんのそばでくつろげるので安心できます。
いずれにしても「構いすぎ」「構いなさすぎ」は愛猫のストレスに繋がります。
プチリフォームで愛猫と上手にお付き合いしましょう。
おすすめ記事: 「猫が喜ぶお部屋って?ねこが喜ぶしあわせ猫ルーム」
愛犬と飼い主のためのステイホームグッズ
愛犬派のみなさんは「STAY HOME」で、お散歩時間が増え、愛犬は大喜びしていることでしょう。愛犬のためにお散歩で一番心がけたいことは、春から夏の熱中症対策(※1)です。これからの季節、いつもより長いお散歩を楽しむために、お出かけにも一工夫してみては?
※1おすすめ記事:「犬の熱中症は危険!応急処置と危険な状況別の対処法」
お散歩後はウィルスを持ち込まないよう愛犬の肉球や体を清潔にしておきましょう。
おうち時間が長くなり、たくさんお散歩ができるようになったせいか、2020年4月に認定特定非営利活動法人 動物愛護社会化推進協会からペピイの顧客を対象とした「新型コロナウィルス感染症 感染拡大予防対策に伴うペットに関するアンケート調査」(※2)では、12%の人が「自宅にいることでペットが以前より甘えるようになった」と回答しています。
※2認定特定非営利活動法人 動物愛護社会化推進協会
⇒「新型コロナウィルス感染症 感染拡大予防対策に伴うペットに関するアンケート調査」について
一緒にいる時間が増え、お散歩も長時間できることは、愛犬にとってはとても嬉しいこと。しかしながら愛猫同様、リモートワークで仕事とプライベートの境がなくなった分、仕事に集中できる環境を整えておくことは必須です。
飼い主が相手をしなくても愛犬がひとりで楽しめる知育玩具などを上手に利用してストレスを解消してあげてください。また、愛犬も上手にステイホームできるように、愛犬のベッドの周りをサークルなどで仕切り、仕事に集中できる環境を作るのもひとつの方法です。
ゲートを設置する事で飼い主にも愛犬にも過ごしやすい環境に
おすすめ特集:「犬用ゲート・サークル特集」
犬用知育玩具を使って、お部屋で脳トレと簡単な運動に
おすすめ特集:「犬用 知育おもちゃ特集」
さらにコロナ禍で健康に不安が募る昨今、愛犬・愛猫の免疫力を上げるサプリメントも人気です。
日々の食事や健康にいつも以上に気を使い、「ともに遊ぶ」「上手に遊ばせる」「愛犬のSTAY HOMEエリアをつくる」ことで、あなたと愛犬や愛猫との「おうちで24時間」をさらに充実させてくださいね!
今西 乃子(いまにし のりこ)
児童文学作家・特定非営利活動法人 動物愛護社会化推進協会理事
主に児童書のノンフィクションを手掛ける傍ら、小・中学校で保護犬を題材とした「命の授業」を展開。その数230カ所を超える。
主な著書に子どもたちに人気の「捨て犬・未来シリーズ」(岩崎書店)「犬たちをおくる日」(金の星社)など他多数。
今西乃子ホームページ:
https://noriyakko.com
「おかあさんのそばがすき」動画:
https://youtu.be/hLNHhqfBNXE
デジタル紙芝居「ゆれるしっぽ」:
https://youtu.be/G4BRqvVkbG4
子ねこリレー大作戦:
https://youtu.be/16EFsOgJ0Yg
HAPP認定特定非営利活動法人
動物愛護社会化推進協会とは?
愛犬や愛猫と長く幸せに暮らすためには、その生態や行動を理解し、健康管理についても正しい知識を得ることが大切です。
『動物愛護社会化検定(飼い主検定)』やシンポジウムの開催、動物愛護推進員の活動支援等を通じて、「犬猫を適正に飼育する」ことの重要性を社会全体へ発信し、関連する情報を広く提供しています。
公式サイト:
https://happ.or.jp/
Facebook:
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