猫が食べられるものとは?必要な栄養やおすすめフードについても解説
猫が食べられるものとは?必要な栄養やおすすめフードについても解説
猫を迎えたてで、猫が食べていいものについて詳しく知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか?人間は食べられても、猫が食べてはいけない食材もあります。そして、猫が食べても良い食材でも、たくさん与えても良いという訳ではありません。愛猫の健康を守るためにも、飼い主としてしっかり把握しておく必要があります。今回は、猫の食べられる食材や与え方をご紹介します。
目次
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1.猫が食べられるもの
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野菜
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フルーツ
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魚類
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お菓子
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2.猫に必要な栄養素とは?
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3まとめ
猫が食べられるもの
ここでは、猫が食べてもよい食材や、適切な量について紹介します。イメージや思い込みで食材を与えてしまわないように注意しましょう。基本的に猫の健康管理に必要な栄養素はキャットフード(総合栄養食)で十分賄えます。食材はトッピングやおやつ程度にしましょう。また、以下の内容は健康な状態の猫を想定しています。高齢猫や持病がある場合は、獣医師の指示を仰ぎましょう。
・野菜
・フルーツ
・魚類
・お菓子
野菜
猫には食べてはいけない野菜も多くあるため、注意が必要です。以下のような野菜を与えることは基本的に問題ないとされているので、一部紹介します。
キャベツは生のままだと硬くて消化によくないため、茹でてあげるのが良いでしょう。茹でたものなら水分補給にも。きゅうりもほとんどが水分のため、少量であれば問題ありません。ニンジンは生のままだと下痢の原因にも。必ずよく茹でてすり潰すなどすれば食べやすくなります。他にも白菜やレタスも問題が無いとされています。
どの野菜を与える場合にも、細かく刻んで食べやすくし、あげすぎには注意してください。そして素材そのままをあげましょう。茹でる際も味付けは不要です。
フルーツ
フルーツに関しても、積極的に与える必要はありません。与えてはいけないフルーツの代表として、ブドウ(レーズン)やイチジクが上げられます。以下のようなフルーツの場合、適量だと問題ないとされているので、一部紹介します。
いちごには食物繊維が含まれているので、摂りすぎると下痢になる場合もあります。ほんの少量を小さく刻んであげましょう。桃はほぼ水分なので水分補給にもなります。ただし、種は中毒を起こす可能性があるので、必ず取り除いてからあげましょう。バナナは栄養価が高いため与えすぎに注意が必要です。人間が食べているとつい気軽に与えたくなってしまうと思いますが、与えすぎるとカロリー過多になったり、下痢を引き起こすこともあるので注意が必要です。
魚類
猫といえば生魚が大好物というイメージを持たれている方も多いでしょう。しかし、生で与えると、寄生虫などがいる可能性があり危険です。与える場合は必ず火を通しましょう。そして、塩などの味付けは不要です。骨も喉を傷つける恐れがあるため注意が必要です。
魚類は栄養価が高いですが、健康へのリスクも高く無理に与える必要はないため、魚の栄養素を摂りたい場合は、猫用フードに魚が含まれているものを探す方が安心です。
魚介類に関しては与えてはいけないものも多くあります。併せてチェックしておきましょう。
お菓子
人間にとって楽しみの一つでもあるお菓子を愛猫にあげたくなる飼い主さんもいるでしょう。しかし、人間のお菓子には塩分や糖分が多く含まれるため、与えないようにしましょう。
チョコレートやココアなどのカカオ製品やナッツ類は、下痢・嘔吐・痙攣などの症状を引き起こし、死に至るケースもあるので、誤って食べてしまわないように注意しましょう。
猫に必要な栄養素とは?
猫が摂取すべき栄養は、人間とは大きく異なるため、人間が食べている食材をそのまま与えるのは、猫の健康を阻害する可能性があります。
3大栄養素である、「炭水化物・脂質・たんぱく質」も、必要なバランスが猫と人間とでは大きく異なってきます。特に、動物性たんぱく質は人間の約5倍必要といわれています。猫にとって、動物性たんぱく質から得られるアミノ酸は組織の発育に必要となります。また、目や心臓の機能を健康に保つためにはタウリンが不可欠です。猫は体内で必要量のタウリンを生成できないため、食事などで補う必要があります。カルシウムやリンなどのミネラルも、骨や体の器官と組織を維持するために欠かせません。
健康を維持するために、猫に必要な栄養が詰まったキャットフード(総合栄養食)が販売されています。愛猫のフードを選ぶ際は「総合栄養食」の記載をチェックしましょう。その上で年齢に適したフードを選んでください。
まとめ
今回は猫が食べても良い食材について紹介しました。猫が必要な栄養は、人間と異なります。人間が食べているものばかり与えると、栄養素が不足したり過剰になったりしますので、食材はトッピング程度として与えましょう。そして、主食は栄養バランスのとれたキャットフード(総合栄養食)を与えるようにしましょう。
食事は猫にとって体や頭を使う大切な機会でもあります。いろいろな場所にお皿を置いたり、知育玩具を使ったり、投げたり、隠したりして、与え方を工夫すると心身の健康にもつながります。愛猫と長く一緒に暮らしていくために、適切な食事を与えるよう心がけてください。
また、愛猫の健康維持のためには猫が食べてはいけないものについても知っておく必要があります。以下の記事にまとめていますので、併せてチェックしてみてください。