猫と賃貸に住む際の注意点と対策!部屋を選ぶ際のポイントも紹介
猫と賃貸に住む際の注意点と対策!部屋を選ぶ際のポイントも紹介
賃貸に住んでいるけれど、猫と一緒に住みたい、一緒に引っ越す予定があり猫と住める部屋を探しているという方もいるでしょう。猫が暮らしやすく、またトラブルを起こさないためには様々な面で配慮が必要です。
そこで今回は、愛猫と住む物件を選ぶポイントや注意点、万が一傷つけてしまった際の対処法などについて解説していきます。
目次
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1.猫と一緒に住む賃貸を選ぶ際のポイント
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玄関周り
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キッチン
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浴室
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2.賃貸で猫を飼う際の注意点と対策
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壁の傷
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ニオイ
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ベランダや窓からの脱走
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3.もし傷をつけてしまったら費用がかかる?
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4.ペット不可の賃貸で猫を飼うことになったら
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5.まとめ
猫と一緒に住む賃貸を選ぶ際のポイント
これから猫と一緒に住める賃貸物件を探す、という方に向けてみておきたいポイントを解説していきます。部屋は猫にとって住みやすく、安全な場所を選ぶことが重要です。ここでは玄関、キッチン、浴室の3つの観点から猫にとって住みよい部屋を選ぶためのポイントを解説していきます。
玄関周り
まずチェックしておきたいのは玄関の作りです。猫は玄関を開けると、ふとした瞬間に外に逃げてしまう可能性があります。安心なのはリビングドアが付いている物件です。
もしない場合などは脱走防止扉を付けると安心でしょう。形や素材など、様々な種類のものが販売されています。最近では、材料を購入し、DIYする人も多くなっています。DIYの場合は、物件を傷つけないよう注意しましょう。
キッチン
キッチンには猫にとっての危険がたくさん。刃物や火気、様々な食材がある場所です。猫が入ったり、のぼったりし易くなっていないことが重要です。
また、料理中にコンロの上に飛び乗ったりすると大変危険なので、料理中はキッチンに入れないようにするのが安心です。猫が自由に出入りできないよう、扉やフェンスを設置しましょう。侵入を防ぐのが難しい場合は、誤飲や誤食の危険があるものや、刃物は猫の手が届かないところに置くなど、細心の注意を払う必要があります。ゴミ箱にもきちんと蓋をしましょう。
浴室
お風呂に小さな窓のある物件も多いでしょう。ここにも網戸などがないと逃げてしまう可能性があるため注意が必要です。扉がしっかり閉まるようになっていることも重要です。
また、お風呂の浴槽で猫が溺死するという事故も多く起こっています。蓋があっても、蓋ごと猫が浴槽に落ちて、蓋が邪魔で這い上がれないこともあります。危険なため、お風呂に入れないようにするか、使用後はすぐに水を抜いておきましょう。
賃貸で猫を飼う際の注意点と対策
壁の傷
猫は頻繁に爪を研ぐ習性があります。そのため、爪とぎを用意していても壁で爪とぎをすることがあります。壁や床には保護シートが有効です。爪とぎが付いたものやつるつるした質感で爪が研げなくなっているものなどがあります。
角や柱の傷防止には、角や柱に置くタイプの爪とぎが有効でしょう。猫が立ち上がった位置あたりまでカバーしておきます。また、ふすまや障子などは傷つきやすいため、外せるものは外しておくのがおすすめです。
ニオイ
賃貸物件では、ニオイが付着してしまうことを避けなければいけません。また、においが漏れてしまうと近隣トラブルになりかねません。
においのもとの1つがトイレです。トイレが汚れていると、猫は粗相しやすくなり、1度でも粗相すると同じ場所で繰り返してしまうこともあり、においの原因となります。トイレを常に清潔にしておくことが対策になります。また、においが染みつかないよう換気をこまめに行いましょう。トイレの近くに空気清浄機を置いたりするのも効果的です。
ベランダや窓からの脱走
猫がベランダや窓から逃げてしまうこともあります。窓などから逃げにくいつくりの物件かをチェックしておきましょう。逃げないようネットを張る、柵を付けるなど対策すると安心です。猫が突っ込んでも破れにくいペット用網戸を設置しましょう。
また、万が一上層階だと窓から落ちた際には命の危険もあるため、避けるのがおすすめです。窓を開けるときは、猫をケージに入れる・違う部屋で隔離するなどの工夫をしましょう。
もし傷をつけてしまったら費用がかかる?
ペット可の物件や、ペットと住む許可を得ている場合は、傷をつけても管理会社にその都度報告する必要は基本的にありません。ただし、あまりにも破損箇所が多いと、退去時の修繕費用が敷金をオーバーしてしまい、追加で費用請求される可能性があるため、あらかじめ傷の対策をしておきましょう。逆に、ペット可の物件は敷金が高めに設定されていることも多いため、傷がそれほど目立たなければ敷金が満額返金されるケースもあります。
ただし、ペット不可の物件で一緒に暮らしていた場合、多額の費用を請求される可能性もあります。猫と暮らす場合はペット可の物件を必ず選びましょう。
ペット不可の賃貸で猫を飼うことになったら
猫は比較的飼っていることがバレにくい動物と言えます。しかし、ペット不可の物件で黙って猫を飼うことは、トラブルの原因になりかねません。また、フードの箱や缶詰の処分に困ったり、病院に連れて行くにも人目をはばかったりしなければなりません。バレたら退去だと怯えながら暮らすことになり、飼い主さんの精神的にも良くないでしょう。退去時に壁紙がズタズタだったり、においがきつかったり、部屋中ボロボロだったりすると、大きなトラブルになります。
ペット不可の物件に猫を迎えたい場合などは、大家さんや管理会社に正直に話して、ペット飼育の許可を得るのが一番でしょう。許可を得られなかった場合、ペット可物件が見つかるまで住ませてもらうよう交渉する、面倒を見てくれる人に預けるなどの対処をする必要があります。
まとめ
今回は、賃貸物件で猫と暮らす際のチェックポイントや注意点について解説してきました。キッチンやお風呂、ベランダなどは猫にとっても危険がたくさんです。万が一のことがないよう、ペット用の扉を設置したり、窓には網や柵を設置しておくのがよいでしょう。
また、賃貸で気になるのが傷やニオイの問題でしょう。トラブルにならないよう、あらかじめ対策しておくことをおすすめします。猫にとって安全で暮らしやすい環境を整えてあげることが、飼い主さんの責任です。引っ越す際や今住んでいる部屋に猫を迎える場合は入念な準備を行いましょう。