猫が脱走したらどうしたらいい?探し方や脱走防止策についても解説
猫が脱走したらどうしたらいい?探し方や脱走防止策についても解説
「猫が脱走してしまった!探したけど見つからない……」という悲しい経験をした方もいるのではないでしょうか?
好奇心の旺盛な猫は、うっかり閉め忘れた扉や窓などから素早く逃げ出してしまう可能性もあります。今回は猫が脱走してしまった際の対処法や、猫が逃げてしまわないための方法について解説していきます。
目次
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1.猫が脱走してしまったらどうする?
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2.猫の脱走を防止する方法
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柵を設置する
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玄関などのロックをしっかりかけておく
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隙間を埋めておく
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3.猫が脱走する原因
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4.まとめ
猫が脱走してしまったらどうする?
猫がいなくなってしまった際、焦ってしまう方も多いでしょう。まずは落ち着いて、家の近くを探してみましょう。
家を出てしまった後、猫も家に戻りたいと思っている可能性が高いです。脱走した猫は自宅から100mの範囲にいることが多いため、可能な範囲で探してみましょう。まずは猫が隠れやすい近所の植え込みなどを探します。
いつ戻ってきても入れるよう、窓やドアなどを少し開けておきます。窓やドアの入り口にフードを置いておくと近づきやすくなる可能性もあります。自宅の周辺に、いつも食べているフードを置いたり、猫のにおいがついた猫砂をまいたりするのもよいでしょう。
しばらく探して見つからなければ、警察や保健所に連絡をしましょう。保護されていることもあるため、地域の保健所や動物病院への連絡も行います。
見つからない場合に自身でできることとしては、チラシやポスター、SNSなどでの情報集めが挙げられます。とにかく焦らず行動することが大切でしょう。
猫の脱走を防止する方法
猫が脱走してしまわないためにも、できる対策はたくさんあります。ぜひ、早めに実践してみてください。
柵を設置する
猫が脱走しやすいタイミングは、飼い主さんの外出時や帰宅時など扉が開くタイミングです。玄関は要注意のため、高い柵を設置しておくのがおすすめです。家の中で玄関前へ二重扉を作れば、外出から帰宅した際にも安心して玄関のドアを開けることができます。
ただし、猫のジャンプ力は体高のおよそ5倍、最大約2mとも言われるため、柵を設置しても油断は禁物。開け閉めの時間をできるだけ短くするようにしましょう。玄関に興味を持たないよう、柵の向こう側(玄関側)には行かせないようにするのも1つの手でしょう。
玄関などのロックをしっかりかけておく
玄関や窓のロックが開いている、また鍵のない網戸などの場合、猫が自力で開けて逃げてしまう場合もあります。ロックがかけられるところは常にかけておくのが安心です。
賢い猫の場合、ロックも自力で開けてしまう場合があります。勝手にドアを開けるのを防止するため、ドアノブストッパーを使うなどの対策を行いましょう。また、猫が窓を開けたり網戸を破ったりできないよう、窓ロックや網戸ストッパーを使いましょう。
ただし、窓ロックや網戸ストッパーを過信し過ぎるのは良くありません。猫は見た目以上にパワーがあるので、網戸を枠ごと外してしまったり、網戸を突き破ってしまったりすることがあります。窓ロックや網戸ストッパーとフェンスを併用したり、ネットを張ったりするとなお安心です。
隙間を埋めておく
猫は比較的スリムな動物のため、ベランダにある狭い隙間から脱走してしまうこともあります。猫は、顔がすんなり通るくらいの隙間なら難なく入れます。顔が小さい猫ほど狭い隙間でも通り抜けられることも留意しておきましょう。
特に2階以上の窓やベランダは要注意です。一番の対策は、うっかり窓を開けない、ベランダに侵入させないこと。万が一のために窓にフェンスを設置したり、ベランダに落下防止用ネットを張っておいたりすると安心でしょう。ただし、トラブルにならないよう、集合住宅の場合は事前に確認をする必要があります。
猫がうっかり外に出てしまわないよう、部屋の1つは猫部屋にして、窓を開けるときは猫部屋に隔離するようにする、なども対策の1つです。
猫が脱走する原因
猫が脱走する原因には様々な理由があります。1つは偶発的な脱走です。脱走経路は「窓」「玄関ドア」「ベランダ」がほとんどです。「窓が開いていたから、玄関が開いていたから、なんとなく外に出てみた」など、ちょっとの隙をついて脱走してしまうケースが多くあります。
好奇心に駆られて脱走するパターンもあります。猫が外に出たがる理由は、室内にはない刺激を求めているから。例えば、「窓の外の鳥や虫などを追いかけたい」「野良猫に興味を持った」などの好奇心に駆られて脱走してしまうことがあります。好奇心が強い猫や、元野良で外の暮らしを経験したことのある猫は、外の世界への興味が強いので注意が必要です。
発情期にも注意が必要です。不妊去勢手術をしていない猫には年に2~3回、春から秋にかけて発情期があります。発情期の猫は、そわそわして落ち着きがなくなったり、いつもと違う鳴き声をあげたり、異性の猫を求めて外に飛び出してしまうことがあるため要注意です。
環境の変化が脱走の原因になることもあります。猫は自分の縄張りの外に出ることを嫌う生き物です。引っ越しをして縄張りが変わった、同居猫が増えて自分の縄張りが脅かされたという理由から脱走してしまうこともあります。
地震や停電など不測の事態にも注意が必要です。地震で窓や壁が壊れたり、緊急事態を知らせるサイレンに驚いたり、キャリーバッグの破損が原因で外に飛び出してしまうことがあります。
自然災害は防ぐのが難しいものの、猫首輪や迷子札をつけていれば再会の可能性が高くなるので、日頃からの備えが大切と言えるでしょう。
まとめ
今回は、猫が脱走した場合の対処法や猫が脱走しないための対策、猫が脱走する理由などについて解説しました。
万が一、猫が脱走してしまった場合は、まずは自宅の近くから探してみましょう。どこかで保護されている場合もあるため、焦らず、落ち着いて行動しましょう。
猫が脱走しないために、柵を設けたりネットを張ったりするなどの対策をしておくことがおすすめです。猫が脱走してしまうのには様々な理由があります。脱走のきっかけを知り、日ごろから注意しておきましょう。