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【専門家監修】外での排泄が習慣になった犬でもトイレトレーニングってできる?成功の秘訣と気を付けたいポイントを解説

【専門家監修】外での排泄が習慣になった犬でもトイレトレーニングってできる?成功の秘訣と気を付けたいポイントを解説

子犬のころはきちんとトイレで排泄ができたのに、最近はお散歩時に外でしかしなくなってしまった…。そんなお悩みを持つ飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。家の中での排泄ができなくなってしまうと、雨の日が続いたりシニアになったときに、飼い主さんの大変な苦労にもなりかねません。

今回は、なぜ外でしか排泄をしなくなるのか、その理由や成犬になってからのトイレトレーニングについて専門家に教えてもらいます。

1.なぜ外でしか排泄をしなくなるの?その理由と見直しポイント

なぜ外でしか排泄をしなくなるの?その理由と見直しポイント

  • 1.自由奔放な散歩

    そもそも犬は土の上や草むらで排泄する習性を持つため、家の外で排泄することを好みます。さらに、他の犬のマーキングによって排泄が誘発されるため、散歩をしながらさまざまな場所の臭いを嗅ぐことで、より排泄を促すことに。そのような自由な散歩スタイルが日常化することが、外でしか排泄をしないという習慣につながります。

    ~見直しポイント!~

    まずは、家の中で排泄を済ませてから散歩に出る、という習慣をつけておきましょう。また、自由に歩ける時間とそうでない時間のメリハリをつけて散歩をするように心掛けることも大切です。排泄やマーキングなどを犬の思いのままにさせるのではなく、ご褒美などを使って飼い主さんの横にしっかりとついて歩く時間をつくることが、スムーズな排泄コントロールにもつながると言えるでしょう。

  • 2.寝床の認識ができていない

    犬は“寝床では排泄をしない”という習性を持つため、本来家の中で自分の寝床がしっかりと認識されていれば必然的に用意されたトイレで排泄をするはずです。しかし、クレートなどの専用のハウスを設置していないなど、犬がしっかりと認識ができる寝床がない環境では“家全体”が寝床であると認識してしまい、寝床から離れた場所=外で排泄をするようになります。

    ~見直しポイント!~

    愛犬にとって大切なテリトリーとなる寝床が用意できているかを、改めて見直してみましょう。上手にサークルは活用できているか、落ち着いて過ごせる場所に設置できているかなどを確認し、しっかりと寝床の認識を持たせることが大切です。

2.成犬のトイレトレーニング方法

成犬のトイレトレーニング方法

散歩時にしか排泄をしない犬に家での排泄を習慣づけることは、簡単なことではありません。できるだけ外での排泄に近い環境をつくってあげながら、徐々に家の中へ移行していくことがポイントです。根気よくゆっくりとトレーニングしていきましょう。

ステップ1

散歩時の排泄環境の再現

まずはベランダや庭など外の環境に近い場所にトイレトレーを用意し、その上に土や草などを乗せ、散歩時の排泄環境を再現します。いつも散歩に行く時間になったら、出発前にそこで排泄を促しましょう。排泄時のコマンドがあれば、同時にコマンドを出してあげるとなお良いでしょう。

また、いつもの排泄環境がアスファルトで家での再現が難しい場合は、自分、もしくは他の犬の排泄物のニオイがついたトイレシートを外に広げ、そこで排泄させていきます。外でシートへの排泄ができるようになったら、シートを広げる場所をベランダや庭に移行していきましょう。

ステップ2

ヒントを減らす

ステップ1のトレーニングができるようになったら、土や草、排泄物のニオイなどのヒントを少しずつ減らしていき、トイレトレーだけで排泄ができるようにします。

ステップ3

トレーを家の中へ移動させる

ベランダや庭などでトイレトレーだけでも排泄ができるようになったら、トレーを家の中へ移動させます。ここでも、はじめのうちは玄関や窓際などできるだけ外に近い場所に設置し、少しずつ家の中へ運んでいきましょう。

家の中での排泄に慣れてきたら、いろいろな場所に設置をして練習を重ねます。
家のどこにトイレトレーがあっても上手に排泄ができるようになったら、トレーニング成功です。

3.成犬のトイレトレーニングにピッタリ!PEPPYおすすめグッズ

高い囲いがあるから、土や草を乗せても◎

大きくなっても長ーく使える

  • やわらかプラダントイレ(犬用室内トイレ)

    やわらかプラダントイレ(犬用室内トイレ)

    広いスペース+高さのある囲いがあるため、もしもの失敗もはみ出しにくいトイレ。土や草を乗せ、外での排泄環境に近い状態を作り出すことも可能です。
    さらに、排尿前にくるくる回る犬の習性を活かして入口が端に寄せてあるなど、考えられたその設計がスムーズなトイレトレーニングへアシスト!入口がフラットなので、シニア犬にもやさしいハイスペックトイレです。
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  • アレンジサークル・スチール

    アレンジサークル・スチール

    4面~8面と、さまざまな形にアレンジ可能な犬用サークル。成長に合わせたスペースづくりはもちろん、ベッドとトイレを離して設置したいときなどにも便利な仕様です。丈夫なスチール製で組み立てもカンタン。さらにコンパクト収納もOKです!
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4.まとめ

決して不可能ではない成犬のトイレトレーニングですが、十分な時間をかけ、根気よく積み重ねていかなければいけません。
まずは偏った排泄習慣を身に付けないように心がけ、ご紹介した散歩時の歩き方や家での環境づくりなどで、飼い主さんが上手な排泄コントロールをしてあげてください。

監修いただいたのは…

ドッグトレーナー / 学術博士 鹿野 正顕先生

麻布大学介在動物学研究室(旧 動物人間関係学研究室)にて、人と犬の関係、特に犬の問題行動やトレーニングの研究を行い、人と犬の関係学の分野で日本初の博士号を取得。麻布大学卒業後、人と動物の関係に関する専門家やドッグトレーナーの育成を目指し、株式会社Animal Life Solutionsを設立。犬の飼い主教育を目的としたしつけ方教室「スタディ・ドッグ・スクール」の企画・運営を行いながら、ドッグトレーナーとしても指導にも携わっている。2009年には世界的なドッグトレーナーの資格であるCPDT-KAを取得。

スタディ・ドッグ・スクール 代表 株式会社 Animal Life Solutions (ALS)代表取締役社長 日本ペットドッグトレーナーズ協会(JAPDT)理事長 理事・事業企画委員動物介在教育療法学会(ASAET) 理事 CPDT-KA(Certified Professional Dog Trainer - Knowledge Assessed)

学術博士 鹿野 正顕先生

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