健康・しつけ・くらし記事 獣医師さんのアドバイス
秋から冬の健康管理
外耳炎
関節炎
心不全
尿石症
膿皮症
てんかん
ウイルスの感染率に、季節の影響はない
空気が乾燥するとウイルスは飛散しやすくなるため、冬はウイルスを吸引しやすい
冬は体の抵抗力が低下するので、感染しやすい
人や猫は冬に感染しやすいが、寒さに強い犬は冬のほうが抵抗力が高まり、感染しにくい
ノミは春・夏しか繁殖しないので、冬は予防の必要はない
エアコンで快適な室温に調整していれば、ノミは1年中繁殖できる
ノミは、気温が低くても、卵・さなぎの状態で越冬できる
犬猫の体にノミの成虫がみられなくても、居住空間に卵・さなぎが潜んでいる可能性がある
秋になり蚊がみられなくなったら、予防をやめてよい
蚊がみられなくなってからも、最低1~2カ月の予防が必要
フィラリアの予防期間は地域によって異なるので、予防の開始・終了時期は動物病院の指示に従うべき
フィラリアの予防薬は実は2カ月近く効力が持続するので、10月に最後の投薬をすれば予防は完璧
注1 尿石症などの猫の下部尿路疾患
飲水量が少なくなりがちな冬は、泌尿器系の病気にかかりやすい
夏のほうが発汗量が増え、そのぶん尿量が減少するので膀胱炎にかかりやすい
水の飲みすぎはトイレに頻繁に行くことになり、泌尿器系の病気の原因になる
膀胱炎の発症率に、季節の影響はない
犬の体に負担のない気温や路面状態なら、散歩は何時に行ってもかまわない
犬は習慣の動物なので、1年を通じて、散歩は毎日同じ時間に行くべき
犬は、どんな犬種でも寒さに強いので、散歩時に衣服を着せるべきではない
高齢犬でも気温などに関係なく必ず散歩に行かないといけない
暖気は上に行くため、暖房をつけていても、猫のいる床付近は冷えていることがあるので、注意が必要
留守番時は、暖房器具をつけて出ると危険なので、猫に服を着せておくとよい
猫は利口なので、暖房器具に近づきすぎたりしてヤケドを負うようなことはない
ケージにペットヒーターや湯たんぽを入れる場合は、猫が熱さを感じたら逃げられるスペースを設けておく
一般に栽培されている鉢植えや観葉植物に危険はないので、かまわない
身近な植物のなかにも食べると中毒を起こすものがあるので、注意が必要
犬猫はもともと肉食動物なので、植物は食べない
犬猫は本能的に危険な植物は避けるので、心配はいらない
冬は体温維持のためにエネルギーを消費するので、カロリーなどを気にせず食事量を増やすべき
冬は体が脂肪を蓄積しやすくなるので、油断すると太りやすい
冬も適度な運動を欠かさなければ、あえて食事量の調整は必要ない
秋・冬に食欲が増進するのは、冬を越すための体の準備なので、適正な範囲で食事量を増やしたほうがいい
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