健康ないい便とは、どんな便でしょうか?
一般には、色は茶色から濃い茶色で、ティッシュでつかんだときに形が崩れず、地面に汚れが残らない程度の硬さ、色、においなどは食べたものによって大きな影響を受けますし、個体差もあります。
普段から、愛犬の健康時の便をよく見極めておき、何か変化があれば敏感に気づけるようにしておきたいですね。
ドッグフードを替えたり、トッピングや手づくり食の具材を替えたりすると、とくに病気でなくても、愛犬の便に変化が見られることがあります。そんなときは、まず、何かいつもと違う物を与えなかったか、考えてみてください。
食べた物は、胃、十二指腸、小腸、大腸で消化・吸収され、便となって排出されます。その間には、すい臓からすい液が、胆のうからは胆汁が分泌されて、消化が促されます。このプロセスで何らかの不調があれば、その影響は便に敏感に反映されるわけです。
愛犬の便がいつもと違う!次のような危険な変化に気づいたら、すぐに動物病院へ。
動物病院に行くときには、便を持参しましょう。また便の異常以外に、吐いたり、元気がないなど、他の症状が出ていないか、愛犬の様子をしっかり観察してください。
野菜や豆、穀類などに多く含まれる食物繊維には、水溶性と不溶性の2種類があります。
水溶性食物繊維は、糖やコレステロールの吸収を抑制し、血糖値やコレステロール値の上昇を穏やかにしたり、腸内の善玉菌のエサとなって善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。
また不溶性食物繊維は、水を吸収して大きく膨れ、便の量を増やすとともに、腸の蠕動運動を活発にして、便秘の予防に役立ちます。