健康・しつけ・くらし記事　獣医師さんのアドバイス

春の足音が聞こえてくると、散歩に出かけることが楽しくなってきます。いつもの歩き方にひと味加えて、脚のシェイプアップを始めてみませんか。   器械体操から始め新体操の日本チャンピオンを経てデンマークの国立体育専門学校の客員講師に。帰国後は舞台の振付けや演出、ジャズダンズ、エアロビクスなどの指導にあたる。物心ついたときからずっと犬がそばにいて、結婚後は家族同様スキーやキャンプなどを楽しんできた。現在は5頭の愛犬とともにアスリートライフを実践。宝塚市レクリエーションスポーツ協会副会長、関西ジャズダンス協会会長。

人間にとって最も基本的な動作がウォーキング。正しいフォームで歩くことこそが最高のエクササイズといっても過言ではありません。いつもより下半身の筋肉（足首、アキレス腱、ふくらはぎ、膝、大腿二頭筋等）を意識して行うと代謝機能が上がり、むくみがとれてスッキリした脚になります。散歩に出る前に軽く筋肉のマッサージをし、身体を柔軟にしてからスタートするといいでしょう。

かかとを付けたままつま先の角度を90度以上に広げて立ちます。足を交差しながら、一歩ずつ踏み込んで大きく歩きます。前かがみにならないよう、上体を起こして進行方向を向いたままキープ。腕は、肘を張って大きく振ります。ふくらはぎや普段はあまり意識しないお尻の筋肉に効きます。

★左右2歩ずつで1セットを3～4回

左足を一歩前へ。そのとき右足の前に交差するように置く。かかとは地面に着けたままです。		同様に右足を左足の前に交差するように置く。ゆっくりしたテンポでくり返します。
おやつやフードを少量手に持ち、気を引きながらうまく前へ誘導。くぐらせるのは内、外どちらからでも、やりやすい方向でOK。公園や屋外では必ずリードを着けて行います。 ★しつけのポイントはドッグトレーニングインストラクター中塚圭子さんの指導です。 左足を踏み出し、足の間にワンちゃんをくぐらせる。前足の膝はしっかり曲げ、後ろの足は伸ばすのがポイント。 右足を踏み出し、同様に。

軽やかにリズムを取りながら、片足の上げ下ろしを組み入れたウォーキング。太ももの前と後ろの筋肉に効きます。ラインダンスを思わせる動きは、胸を張って背筋を伸ばし、軸脚がぶれないようにするときれいです。手はバランスをとりやすいよう、自然に上げましょう。

★4拍歩き+片足上げ下ろしの8拍で1セットこれを4回くり返す

お散歩途中の休憩タイムにおすすめのエクササイズです。お尻の付け根から足全体を引き締め、ヒップアップも期待できます。少し痛さを感じる位置まで足を上げないと効果がないので、がんばって。

★片足4回を4セット

左足も同様に行います。手はなるべく肩の高さより下にならないように。

つま先まで伸ばした足を後ろへまっすぐまっすぐ上げます。上体は起こしたまま正面を向き、軸足を伸ばすのがポイント。5秒くらいキープして下ろします。