犬を車の中で自由にしておくと、いろいろないたずらをすることがあります。体の大きな犬がギアの頭の部分をかじったり、シートをボロボロにしたという例があります。車が傷つくのも困りますが、犬がかじったものを食べてしまうと危険です。
走行中に犬が動くと、安全運転が妨げられたり、ブレーキをかけたときに、犬が危険な目に遭うこともあります。
犬自身も、ケージに入っているほうが落ち着きます。そのためには、車に乗せる前から、ケージのトレーニングをし、ケージそのものに慣れさせておきましょう。
車だけではなく、どんな乗り物に乗るときでも、必ずケージに入れなければなりませんので、クレート・トレーニングは不可欠のしつけです。
長距離を移動する時には、途中で休みを取ってください。目安としては2~3時間に一度、車から降ろしてあげてください。外の空気を吸わせてあげ、少し歩かせて排泄をさせます。
また、乗車中は飲食させるのはやめましょう。特に車酔いする場合には、乗る前にも食事を与えないでください。それでも心配な場合にはあらかじめ獣医さんに相談して、酔い止めの薬をもらっておくと良いでしょう。 |