ウサギは草や野菜を主食とする草食獣です。元気で長生きにふさわしい食餌は、不足しがちな粗繊維分を満たしている食餌でもあります。望ましい食習慣をつけるために、成長期から新鮮な野菜や牧草、ラビットフードなどを主食として用いることが理想です。
発育期や妊娠授乳期には、カルシウム分やタンパク質の豊富なアルファルファを素材としたラビットフードが望ましいとされます。
充分成長したウサギには、アルファルファよりもカロリーやミネラルのコントロールがしやすいチモシーなどを主体としたラビットフードや牧草、野菜での栄養管理が適します。入手当初の幼兎の頃から、これらの食餌の味に慣らせておくことが肝要です。また、食餌は一年中安定して入手できる事も必要です。
ウサギの栄養に関する研究が進んで、様々な種類のラビットフードが発売されるようになりました。結石などの疾患予防に配慮したものや、歯に負担をかけないように配慮されたものなどが、動物病院や専門店などで入手できるようになっています。種類が多くて迷うところですが、年齢や体質、疾病に合わせてご利用になると良いでしょう。 |