最初のステップでお話したように、トイレ以外の場所で猫が排泄し始める時には医学的な問題が関係していることが多いのです。まず自分でいろいろ試す前に、かかりつけの獣医師に相談して健康上の問題でないことをきちんと確認しておいてください。その後にここに書いた方法を試してみて、うまくいかない時には再び、獣医師に相談してみてください。
去勢避妊手術以外にもフェロモンや薬物を使う方法もありますし、獣医師を通じて行動学の専門家を紹介してもらうという方法もあるでしょう。
自分なりにやってみてうまく行かず、猫との関係が険悪になったり、あきらめてしまったりしている人を見かけますが、どんな問題も努力すれば必ず解決の糸口は見つかるものですから、あきらめずに積極的に取り組み、猫と快適な生活を送ってくださいね。
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村田 香織 先生 プロフィール 麻布大学獣医学部獣医学科卒業。 もみの木動物病院(神戸市)で獣医師として働く傍ら、同病院のしつけ教室でパピークラス、問題行動を持つ犬猫のカウンセリングを担当。 日本臨床細胞学会認定細胞検査士。国際細胞学会認定C.T.(IAC)。 日本動物病院福祉協会(JAHA)認定家庭犬しつけインストラクター。 アメリカ、デルタ協会認定エバリュエーター。 日本動物病院福祉協会CAPP認定動物認定員。 |
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