我が家は猫が現在5匹います。すべて、捨て猫だった子を保護したのですが、、、、
みぃちゃん♀(3才)グレ君♂(3才) (みいちぇんとぐれ君は兄弟です)
小治郎♂(2才)武蔵♂(1才)アンチョビ♂(2ヶ月)(保護二日目の為現在は隔離部屋)
毎年この時期になると。。。かわいそうな野良猫と出会ってしまい。。。今年はアンチョビが死にかけていたのを保護。。。
猫のしつけについて悩んでおります。
唯一の♀のみぃちゃんが武蔵が来たあたりから、、、(去年)ちゃんとトイレでしなくなりました。。。(大も小も。。。)トイレをふやしてみたり。。(最大4つ)自動トイレを導入したりしましたが、、、全然効果なし。。。結局他の子が使うだけ。。。
どうすれば、みぃちゃんがトイレでするようにしつけられるのでしょうか?
あと。。武蔵が、ふとんでおねしょをします。。。アンチョビ以外は手術済みです。この二匹のそそうが、、我が家の悩みの種です。
しつけ方を教えてもらえますか?我が家は夫婦二人だけで、、、しかも共働きです。
昼間は猫たちだけでお留守番です。
何故不適切な場所で排泄してしまうのでしょうか?
猫が不適切な場所で排泄してしまう原因としては次の事が考えられています。
1. 体の病気はないでしょうか?
不適切な排泄を行う時、最も注意しなければならないことに『体の病気』があります。今の世の中、なんでもストレスが原因で、と片付けてしまいがちですが、ストレスで体自体に異常を起こしている場合もあれば、体の異常があって、それがストレスとなっていることもあります。
問題となるような行動がある時には、体のどこかに異常があって適切な場所で排泄ができなくなっていることがあります。
不適切な排泄がある場合は、泌尿器系の病気だけでなく、ホルモンの病気(糖尿病・甲状腺機能亢進症など)や内臓の病気(肝疾患・腎疾患など)、消化器系の病気(便秘・下痢など)がないかどうか、またおねしょがある場合では神経系の異常がないかどうかもかかりつけの動物病院で診察していただくことをお勧め致します。
2. トイレ自体に原因が・・・
・トイレの容器の種類・使用している砂の種類・置き場所・清潔さ・数といったことが原因となっている事があります。
・今まで使用していたトイレ容器の形状や砂の種類を急に変えたりした場合に愛猫にとってもっと気持ちの良い場所で排泄しようと、トイレ以外の場所で排泄してしまうことがあります。
・トイレの置き場所も重要なポイントです。排泄している姿は大変無防備なものなので、常に安心して落ち着ける場所であること、排泄中に邪魔されない、驚かされないような場所、匂いがこもらない場所が最適なものです。
・清潔さも大切です。毎日便や尿を片付けるだけでなく、せめて週に1回は全体的な洗浄と消毒を行い徹底的に匂いを取った方が良いでしょう。別の猫、特に相性の合わない猫が使ったトイレを嫌がるような猫であれば、この点と置き場所を考慮してあげる必要があります。
・多頭飼育の場合、理想的なトイレの数は[頭数+1]個です。もちろん、これ以上でも構いません。また、数を増やした時には2つくらいは並べておいてあげてもいいかもしれませんが、別の部屋、別の場所でそれぞれが安心して出来るような場所を探してトイレを設置するようにしましょう。
※ ご質問者の愛猫、みぃちゃんは別の猫が新たに来てから不適切な排泄が始まっているとの事、トイレについての上記項目を一度見直してみましょう。
3. 愛猫がなんらかの不安を感じているのかも・・・
猫は明確な群を作ってはいませんが、社会性を持ち、複数の猫が狭い範囲内で暮らしていくことができます。これによって、家の中で複数頭の猫を飼育する事が可能となっています。
しかし、必ず猫はそれぞれの安心できる場所・縄張り、互いの間での距離・空間を必要としています。言い換えると、猫それぞれにとって充分安心できる場所・空間がないということは猫を不安にさせている、ストレスをかけているということになります。
この距離や空間の広さは個体差がありますし、同居している動物同士の相性もかかわってきます。広い空間を他の猫よりも必要とする子もいれば、そうでない子もいるでしょう。相性の合う者同士であれば、狭いところで空間を共有できるかもしれませんが、そうでなければ難しいものです。
相性の合わない猫と暮らすこと、見知らぬ猫が次々と家(縄張り)に入ってくる事、これらは元からいた猫に不安を与え、ストレスをかけてしまうことになっているかもしれません。
不適切な排泄を行う猫だけをしばらく別室に隔離し、その部屋にフード・お水・その子専用のトイレを置き、部屋の中で充分にくつろがせてみるのも一つの方法です。ただ、このような場合、仲の良い猫がいると隔離される事で不安が増してしまうこともあります。
新たな家族(人と動物)が増えることや転居、飼い主の方が長期不在になること、お仕事が忙しくて以前より構う時間が減ることなど、実に様々なことが愛猫にとってストレスとなり、これが愛猫の問題行動として現れてくる事があります。
※ 多頭飼育をする際には、十分な空間と猫が納得できる、目に見える愛情をそれぞれに示し、世話をしていかなければなりません。新たにかわいそうな猫と出会い、その猫を家に引き取ることで、元からいた猫を不安にさせてしまうことがないようにすることも大切です。ご質問者の方は今新たに別の子猫を家に導入しようとお考えのご様子ですが、今の子のことをお考えになり、里親を探すこともご考慮なさっては如何でしょうか?
※ 上記に書きましたアドバイスは一般的なことばかりです。一般的なことに気をつけるだけで治る問題行動もありますが、すでにご質問者の愛猫は長期に渡って不適切な排泄が見られているご様子です。可能であればなるべく早期に、問題行動の専門家のアドバイスをお受けになることもお勧め致します。
アドバイス辞典にあります、猫ちゃんの困った行動 不適切な場所での排泄もご参考になさってみてください