こんにちは
アメリカンショートヘアーのれもん君(3歳)にストラバイト結石が出来てしまい9/8から治療中なんですが、抗生物質のお薬とS/Dの食事療法を12月いっぱい迄続けないといけないと言われ、現在奮闘中です。
れもん君の同居猫のななちゃんも気が付くとS/Dのかりかりを食べてしまっていて、先生からは同居猫には与えないようにして下さいと言われたもののうまく出来ず困っています。
同じようなシチュエーションで成功した方いらっしゃたら秘訣を教えてください。
最近の処方食(S/Dなど)は美味しいようで、複数の猫ちゃんを飼っていると、ときどきこんな事が起こってきますね。特にS/Dは脂肪分が多く猫好みなのか、ついつい結石がない子まで手をだしてしまうことが…
結石溶解用の処方食は誰が食べても良いという食事ではなく、特定の病気治療のためのお薬の役割をもっていますので、ななちゃんが食べないように工夫してみましょう。
食事を別室、あるいはキャリー内で食べさせる
食事を与える時だけ、れもん君かななちゃんを別室に移動させて、そこで食事を与えてみることはできないでしょうか?もしくは、二匹あるいは一匹だけキャリー内にいれて食事を与えることはできませんか?
食べ終わるまで待っていなければいけない、という手間がすこ~しだけかかりますが、これが最も食べわけができる工夫かもしれません。
ただ、別室に別れることや、キャリー内に入れることを嫌がる猫であれば、少々大変ですが、どちらか一方が大丈夫であれば、大丈夫な子を別室あるいはキャリーに入れ、食事を与えると良いでしょう。
また、どれも嫌がるような子であれば、サークルを用意してみると良いかもしれません。キャリーや別室となると、他の猫が見えない、閉じ込められる、独りになるということに不安を持って暴れるかもしれませんが、サークルであれば周囲が見えて、かつ閉じ込められるという不安が軽減される場合があります。
※ れもん君がれもん君のごはんを食べ終わるまでの間、ななちゃんがつまみ食いしなければ良いということなので、どちらを別室あるいはキャリーやサークル内に入れてもOKです。平気な猫の方を入れるようにしましょう。
ご飯のあげ方に工夫を
隔離する事が無理で、ぽしぽし、ちょこちょこと時間をかけて食べるような猫であれば、飼主の方の手から直接あげていく、ということでななちゃんのつまみ食いを防ぐこともできるかもしれません。ただ、これは結構手間がかかりますね。
1回に与える食事の量を時間帯によって加減してみるのも一つです。
時間のない時、例えば出勤・通学前の時間帯には一回に与える量を少なくして、帰宅後でゆっくり二匹の様子を見られる時に、残りの量を1~2回に分けて与えてあげるという工夫もあります。ただし、これはお腹が空きすぎて吐いてしまう、というような子ではお勧めできません。
ななちゃんに食事制限などの問題がなく、好き嫌いも激しくないのであれば、ななちゃん用に目新しいフードを用意して、ななちゃんの気をS/Dからそらしてみるのも一つかもしれません。あるいは、れもん君が食べている間、ななちゃんと遊んだり(横かられもん君が一緒に遊ぼうとしてくる可能性はありますが・・・)、ななちゃんにブラッシングやマッサージをしてあげたりしてフードから気をそらせる、というのもいいかもしれませんよ。
処方食についての対処は、今回だけでなく、これからもときどきしなければいけなくなるかもしれませんので、無理なくできることから始めていってみてください。
中々難しい、というのであれば主治医の先生にご相談されてみて、れもん君が缶詰もたべられるのであれば、S/Dのドライからそちらに切り替えてみられるのも一つです。缶詰の方が食べる速さが増す事があり、ななちゃんのつまみ食いをされにくいかもしれません。