最近気になりだしたのですが、我が家のダッシュ(ミニチュア)の背中上の方にコブのようなものがあります。触ったりつまんだりしてみても痛がったりしないので大丈夫みたいなのですが、なんだか気になります。近所の人は何でもないみたいに言ってたのですがどうなんでしょう?
今月末、病院へ行くことになってるので聞いてみようと思うのですが・・・
ダッシュちゃん、背中にコブのようなものができたとの事。
コブのように皮膚が盛り上がってくる原因は様々にあります。
コブを触っても痛がったりしていないとの事ですが、コブのある部分の皮膚に赤みやあざのようなもの、脱毛などがないか確認してみましょう。
<コブのようなものの原因は色々>
コブができる原因は幾つもありますが、大きく分けて次の事が考えられます。
1.腫瘍
加齢に伴って、様々なところに腫瘍ができやすくなってくる場合があります。また、皮膚にできた腫瘍の場合、一部を除いては痒みや痛みといった症状はあまりみられません。多くの腫瘍の場合、コブが数日たっても大きさが変わらない、あるいは大きくなってくるという事があります。
また、コブができたり消えたりを繰り返す、あるいはコブの周囲に赤みがある、と言うような場合は、肥満細胞腫という悪性の皮膚腫瘍の可能性もあります。
2.炎症
どこかにぶつけた、何かに刺された、何かが刺さったということでも皮膚は腫れてコブのようなものになることがあります。
このような場合、初期には赤みや腫れといったものがみられ、痒がったり痛がったりする事もあります。ただ、犬の場合、痛がる様子を見せない事も時々あります。このため、皮膚がコブのような状態になっている時は、毛を良くかき分けて皮膚の赤みや変色がないかどうかをしっかり確認しておきましょう。
また、ミニチュアダックスの場合、犬種によって生じやすい皮膚病が色々とあり、時に皮膚の深いところでの炎症(脂肪織炎)が見られたりすることがあります。これもやはりコブ状になっている事がありますのでご注意ください。
3.皮下出血
どこかにぶつけた時に内出血してぷくっとコブ状に腫れてしまうことがあります
ね。でもぶつけただけでなく、血が止まらないという血液の病気によってもコブができることがあります。ただ、このような時には、皮膚の複数の場所が紫色に変色している様子がみられることが多くあります。毛を掻き分けて、しっかり全身の皮膚の色をチェックするようにしましょう。
<コブは大丈夫じゃない事もある>
前述しましたように、コブにみえる病気は色々とあります。
もちろん、私たち人間の体で起きるように、ぶつけて腫れたためのコブで、数日経てば消えるものもありますが、必ずしもコブだから大丈夫とは言い切れません。
言葉を喋る事ができない、自分で不調だからと病院へいけない愛犬たちです。
ちょっとした異常でも、できるだけ動物病院での診察を受けさせ、早期発見・早期治療を行なえるようにしてあげましょう。