健康・しつけ・くらし記事 獣医師さんのアドバイス

老犬と暮らす

第11話 シニア犬のボール遊び

あんなに大好きだったボール投げも、以前ほど柔軟に体が動かなくなります。

昔と同じようなスピードで遊んでは、骨や筋肉に負担をかけてしまうことになりかねません。

そこで、シニア犬向きに体をいたわりながら無理なくできるボール遊びをご紹介します。


指導:中塚圭子
モデル犬:おじょう(MIX)

[ 1 ] 始める前に

ボール遊びを始める前に体調を確認。体や耳を触って熱かったら熱が出ているおそれがあります。脚や腰も軽く触って変わったところがないか確認しましょう。少しでも気になることがあったら、控えておく方が賢明です。

足が弱ってきた犬の歩かせ方
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[ 2 ] 軽く歩いて足慣らし

いきなり走り出しては体に負担をかけます。まずはいつものお散歩の調子で付近をひと回りし、軽くウォーミングアップしておきます。

足が弱ってきた犬の歩かせ方
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[ 3 ] ボールが止まってから「持って来い」

ロングリードを着けて周囲に人がいないことを確認してから始めます。「オスワリ」、「マテ」をさせておいてボールを転がし、完全に止まってから「持って来て」と指示することがポイントです。投げると同時に走らせるのは厳禁。連続3、4回程度までにし、やり過ぎないようにしましょう。

お助けアイテム
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[ 4 ] 遊んだあとはクールダウン

遊び終わったらその場で少し休憩をとります。「フセ」の姿勢でしばらく休ませるといいでしょう。できれば筋肉をほぐすためのストレッチも。

アスファルトの遊歩道
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芝生
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