動物が荒れた日
昨年の初夏、ダイダイのフィラリア予防で動物病院に行った日の帰り、突然の大雨に遭いました。帰宅後、オレンジ色の巨大ぬれネズミと化したダイダイを拭いてあげようとしたら・・・
ガオガオ~ッ!!
興奮したダイダイがジャンプ。その歯が所長の唇をかすめてザックリ切れ、大量の血が流れ出しました。我に返ったダイダイはしょんぼり、所長は鏡を見て・・・ショック!(涙目)
その日は王太郎も大立ち回りを演じ、パソコン周辺をめちゃくちゃに。市を4つ隔てた動物園からは鹿が脱走し、おき研地元の住宅街に出没。市内に防災アナウンスが響いていた不思議な日。
翌日、病院に行ったら、ドクターも驚き顔。「そういえば・・・昨日は猫に引っ搔かれてエライコッチャになった人も来ましたよ」
動物が荒れる日だったのでしょうか?
台風や雷雨の時、雨音や雷光に怯える人や、雷鳴や風の強さなどに何故かワクワクしている人が身近にいませんか?台風や雷雨時のように大気圧が低下すると、自律神経系の一つである交感神経の活動が優位となり、血圧や心拍数が増加するという報告があります。すなわち、不安定な大気、気圧の急な低下はドキドキ・ワクワクといった緊張・興奮状態をもたらすのです。
交感神経系の対である副交感神経系はリラックス状態に関連する一方、交感神経系は闘争・逃走に関連します。このため、悪天候でこの神経系が優位になると、ダイダイくん達のように興奮して暴れん坊気味になったり、鹿さん達のように脱走したりする事件が起こることも・・・。反応の程度には個体差があるので、ペットに合わせた対処をしてあげましょう。