3年目のお粗相
闘病入院中の所長母が他界しました。
葬儀を済ませ、法事など諸々の準備で奔走するさなか、それは突然に始まりました。王太郎のお粗相です。玄関マットに3回、ソファに2回。すべてウンチ。何で~っ?所長パニック!それまでお粗相といえば、3年前まだ子猫の頃、鏡で見た自分の姿に驚き、たった1回、ソファにウンチをオモラシしただけだったのに!?
獣医さん、王太郎のブリーダーさんに相談したところ、「ストレス」と意見が一致。「お母さん(所長)の気を引きたい一心の、かまってちゃん的行動」とのこと。犬でも猫でも、ひとりっ子で可愛がられている男子に多いとか。モロ該当…。
以来、忙しくとも王太郎とのコミュニケーションを心がけ、6回目のお粗相は阻止していますが、ビフォー・トイレのヘンなプレイがお約束になってしまいました。
詳しくはイラストで↑
獣医師さんに聞いてみました!
寂しさストレスからの「かまってちゃん的行動」出現時はコミュニケーションの充実が正解です。粗相に対する反応を抑えつつ、1回に数~15分程度、日に2~3回、愛猫が喜び楽しむような関心と愛情を注ぎましょう。
また、連れ添って数年も経つと、良いことをした時に褒めるという行動を怠りがちになります。幾つになっても褒められるのは嬉しいもの。トイレで排泄できた時にはしっかり褒め、粗相の後は叱らず黙々と片付けましょう。粗相した場所には愛猫が苦手な香りをつけるか、逆に、そこを愛猫の一時的な飲食場にするのも一つです。
排泄に関する問題行動が起こった時、膀胱炎などの病気の有無を調べるだけでなく、トイレに関する見直しが必要です。トイレの数・形状・猫砂の種類だけでなく、設置場所も見直してみましょう。
(ペピイカタログ2018年春夏号掲載)