セラピードッグで子供たちへ笑顔を。 その先の本当の想いとは―?
「イベントの盲導犬体験歩行で、 飯塚さんが盲導犬に興味を持ったのは、今から27年ほど前。 当時幼稚園だった子どもと一緒に盲導犬体験歩行のイベントに参加したことがきっかけでした。 |
「盲導犬協会のPR犬とセラピー活動開始」
その後も、盲導犬にかかわるボランティア活動を長く続けてきた飯塚さんですが、 現在、一番力を入れているのが「茨城県立こども病院」でのセラピードッグ訪問です。
ボランティアで長い間一緒に活動してきた盲導犬協会のPR犬「ジョン」を委託契約で預かり、 自宅で寝食を共にしながらセラピードッグ訪問を開始することになったのです。
飯塚さんとジョンのセラピー訪問は、毎週木曜日午後2時半から3時半までの一時間、病棟のプレイルームで行われます。
ジョンが部屋の真ん中に横たわると、ジョンと遊びたい子ども達が次々とジョンを撫でにやってきます。
ジョンの体に頭を乗せて寝ころぶ子、ジョンの耳をずっと撫でている子、ジョンの体に抱きつく子。
どの子もみなジョンが来るのを待っていたように笑顔になり、子どもたちの笑顔を見た保護者や病院のスタッフからも笑みがこぼれます。
ジョンは子ども達の声が心地よいのか、目を閉じて眠そう―。
飯塚さんは言います。「ジョンがここにいることそのものに、意味があるのです。」
「お母さんも認める、 30分ほどが過ぎると、自宅でも犬を三頭飼っているという小学生の男の子が、 お母さんに付き添われて、ジョンに会いにやってきました。 「飯塚さんのセラピードッグ訪問の ジョンとの訪問を続けていきたいと考えている飯塚さんですが、 実は飯塚さんのセラピー訪問への願いは、子ども達に元気を与える以外に、もっと大きな目的があるのだと言います。 |