VOL.14 京都動物愛護センター 編
現場の一歩が、動物たちのより良い未来を導く。
京都府・京都市共同で動物愛護に関する「京都動物愛護憲章」を全国で初めて制定!
現場の職員たちがひとつ、一つの問題に真摯に取り組み、解決を目指す施設
平成27年4月に設立した、京都動物愛護センターは、全国初となる、都道府県と政令指定都市が共同して設置、運営する動物愛護・管理施設。
近鉄京都線「十条駅」から徒歩5分というアクセスの良さながら、緑豊かな上鳥羽公園内にある敷地内には一般の飼い主さんが利用できるドッグランも設置されています。
▲事務所棟外観
同センターは、他の動物愛護センターと同様に収容動物の飼養管理、犬猫の譲渡事業を行っていますが、「京都方式」に基づいた犬の飼養管理・譲渡等、職員さんたちが動物たちのQOLを重視して、自ら改善していくことが特徴です。
「京都方式」とは、犬の収容から譲渡までの過程を外部の専門家の監修のもと、職員、ボランティアスタッフが協働して、可能な限り問題行動の修正、適切な飼養管理をするための現場作業等を行うこと。また、譲渡先に必要な条件設定や譲渡後の対応についても、外部の専門家と相談し、助言を受けながら、より適切な譲渡事業を推進していくことです。
愛護業務、管理業務、そして啓発事業に様々な工夫を凝らした、京都動物愛護センターの他とは少し異なった視点と活動をご紹介します。
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▲外観、奥にはヒルズドッグランの入り口
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▲エントランスホール
目次
・京都動物愛護センターの課題
犬たちにとっての幸せとはなにか―?市内観光地近隣に生息する野犬たちから考える
・京都動物愛護センター
譲渡対象となった河川敷の野犬たちから考える動物愛護とは―?
・未来を見据えたボランティア募集!
京都動物愛護センターのボランティアさんの取り組みはここがすごい!
・終生飼養の意味を、まじめに考える―
京都市保健福祉局動物愛護センター所長、伊東大輔さんに聞きました
京都動物愛護センターの課題
犬たちにとっての幸せとはなにか―?市内観光地近隣に生息する野犬たちから考える
日本一の人気を誇る観光地、京都。
多くの観光客で賑わうJR京都駅からわずか2キロほどしか離れていない京都動物愛護センターのエントランスを入ると、広々としたホールに飼い主さん募集の犬・猫の写真と情報が掲示板に張り出されています。
そこで、ひときわ目を引くのが、大都会のど真ん中とはかなりギャップがある飼い主募集の犬たちの写真。すべてが中型犬のミックスで、野犬であることがうかがえます。(取材当時令和4年8月末)
▲保護犬の飼い主さん募集の掲示
「10年ほど前から市内の観光地付近の河川敷で目撃されるようになった野犬の群れの子たちです。」
そうお話してくれたのは、京都市保健福祉局動物愛護センター所長の伊東大輔さん。
これらの犬たちは「野犬(飼い主のいない犬)」として捕獲したのち、譲渡可能と職員さんが判断した犬たちの飼い主さん募集案内です。
「この子たちは、体は大きいですが、まだ生後2年に満たない野犬の子たちです。河川敷の野犬たちは何代も野犬として世代を重ねてきた犬たちなので、人間への警戒心が半端ではありません。頭も非常にいいので捕獲器にもまずかからない。最終的な手段として網を使った追い込み捕獲で、追い込んだ後、職員が捕まえるんです。とにかく場所は市内観光地のすぐ近く。人間の咬傷事故につながる前に捕獲して数を減らさないと、このまま増え続けていけば、大変危険なことになります」
捕獲した野犬たちの中で、譲渡対象となるのは月齢の低い犬で、人馴れができそうな犬たちのみ。
「何代も野犬として生きてきた犬は、人間に捨てられた野良犬とも違う。皆さんが思っているようないわゆる家庭犬とは全く違います。
人間が怖くてびくびくしている。触ったらおしっこを漏らす犬もいました。人の見ている前ではどれだけお腹が減っていても食事を食べようとしないし、水すら飲めない。少し物音がしただけで、おろおろして、彼らにとって人間社会に身を置くことは、ただ、ただ恐怖でしかないんです」
攻撃性がなくても、食事もとれないほどの恐怖の中で生きていくことが犬にとっていいことなのか、どうか、私たちは、考えなくてはなりません。
野犬としてこれまで何年も生きてきた犬たちが、人間と楽しく暮らせる可能性は限りなく低いのです。
もちろん、長い時間を費やせば、その可能性はゼロではないかもしれません。しかし、行政機関では、収容スペースに限界があるだけでなく、人と安全に暮らせる見込みがある犬でなければ譲渡はできません。結果、管理業務として、河川敷の野犬たちの多くは止む終えず、殺処分となります。
▲所長の伊東さんと保護犬
中には野犬たちの捕獲や殺処分を「かわいそう」と言う人もいるでしょう。
しかし、食事もとれないほど人間に恐怖を抱き、人間社会に適応できない犬に、人間との暮らしを強いるほど「かわいそう」なことはありません。
だからと言って、飼い主のいない犬たちを河川敷に野放しにしておくわけにはいきません。日本には狂犬病予防法があります。人が発症すれば致死率ほぼ100%といわれる狂犬病の脅威から国民を守るため、飼い主のいない犬は行政が何らかの対処をしなくてはならないのです。
その対処法とは、捕獲、収容して「新たな飼い主を見つける」か「殺処分」かのふたつにひとつ。
人に強い警戒心・恐怖心を持つ中型以上の犬を無理に譲渡し、犬が「恐怖」から「攻撃」行動が出てしまった場合、飼主を含めた周囲の人々の身の安全が強く懸念されます。
人間と安全に暮らせないと判断されれば「譲渡」はできず、「殺処分」しか道はありません。
その数は、苦しみを伴う致命的負傷や疾患等を持つ犬猫を含め、年間で犬が38頭、猫の場合は搬入頭数や動物の状態等から助けることが困難な野良猫の子猫が多く、481頭にも上ります(令和2年度京都府市合計)。
ここでは、二酸化炭素ガスを用いることなく、獣医師による安楽死処置によって殺処分を行います。
安楽死処置は、一頭、一頭に麻酔薬を注射するので、二酸化炭素ガスによる処分よりも格段、時間も手間もかかります。
それでも、安楽死処置を取る理由は、常に動物たちの気持ちに寄り添う職員さんたちの確固たる思いがあったからです。
「センターの管理業務として、殺処分は避けて通ることができない仕事。野犬の存在もそもそもは人間の無責任な飼育放棄や飼い犬の適正飼養を怠ったため今に至っています。これは人間がつくった災害。犬や猫に罪はありません。その命を絶たなくてはならないのは本当に辛い業務なんです。
せめて、動物たちが苦しまず、少しでも安らかに天国に行けるよう、自分たちができる限りのことを実践するのみです」
殺処分という業務においても、動物たちの「QOL」を重視し、命に真摯に向き合う伊東さんや職員さんの姿勢は「動物の福祉とは何か」を私たちに問いかけているようでした。
京都動物愛護センター
譲渡対象となった河川敷の野犬たちから考える動物愛護とは―?
センターの犬譲渡室には数頭の元野犬たちが、新しい飼い主さんを待っています。お部屋は太陽の光が十分に届き、掃除も行き届いていて、一頭のスペースとしては広すぎるほどゆったりとした作りです。
中に入るとまるで誰もいないかのような静けさ。
どの子もまだ2歳以下の若犬ですが、ほとんどの犬は、若犬独特の元気さや無邪気さは全くありません。隅っこでうずくまり、自ら気配を消しているかのようです。
「生後一か月くらいで捕獲された子たちばかりで、幼い頃は人懐っこい行動もするのですが、成長につれ、野犬独特の気質が現れ人も含め様々なものに対して警戒心が強くなる子が多い。何代も野犬として世代を重ねていくと、過酷な自然環境を生き抜いた警戒心が強い個体が生き残り、その血を濃く残していったのかもしれません。そのことを十分に理解し、必要なこと以外は犬に干渉せず、その子のペースで新しい生活に慣れ、犬から人に近づいてくるまで、見守ってくれる人でないと譲渡は難しいです」
▲譲渡室の犬の様子
センターの職員さんたちが、少しでも多くの命を繋ごうと、譲渡対象に選んだ野犬たちの前途は多難。
元野犬を飼育した人ならわかるはずですが、野犬育ちの犬たちは、普通の犬のように簡単に首輪やリードをつけることもできません。慣れるまで、人間と一緒にお散歩をすることもできないでしょう。中には何年間も飼い主に近づけない子もいます。
ペットショップやブリーダーからの犬であれば、家に来た瞬間から人を見てしっぽを振り、大喜びで人の手からご飯を食べ、全身で喜びを表しますが、元野犬たちにはそれができません。普通の犬が当たり前のようにできることが、人間を怖いと思う彼らにとっては、とてつもなく大きな壁となるのです。
その壁を取り除くことは、時に多くの時間を要するものですが、人間に心を閉ざした犬たちが、人間に心を開き、安心を手に入れ、笑顔を見せた時、一番大きな喜びをもらえるのは、飼い主さんではないでしょうか?
長い時間とたくさんの愛情を注いだ分、その時、飼い主さんは多くの自信と幸せを手にすることができるはず。
センターの職員さんも、そんな願いを込めて、自らの時間が許す限り、忙しい業務の合間を見て犬たちと触れ合い「人間は敵ではなく、味方」であることを、彼らに伝え続けています。
未来を見据えたボランティア募集!
京都動物愛護センターのボランティアさんの取り組みはここがすごい!
全国の動物愛護センターに収容される動物たちの未来を繋ぐためになくてはならない強い味方。それがボランティアさんです。
多くの動物愛護センターでは、動物愛護団体や個人の保護ボランティアさんと連携して官民一体で、殺処分減少のため様々な取り組みを行っています。
長年、ボランティアとして行政とともに活動する動物愛護団体や個人ボランティアさんは経験も知識も豊富。官民上手く連携すれば、その絆は最強で、動物愛護センターにとっても最も頼りになる存在です。
ところが、京都動物愛護センターでは、動物愛護団体との連携をあえて行っていないと言います。
「動物愛護団体の人たちは、本当に犬猫が好きで、どんなことをしてでもその命を救いたい、という心優しい人達だと思います。
しかし、センターでは、その気持ちとは相反する殺処分という業務を行う場所でもあります。保護を目的としている団体の方には、とても許容できる行為ではなく、無理をしてでも、自分たちの手で救い出そうとする。
彼らの気持ちはとても素晴らしく、ありがたいのですが、その無理が、やがて愛護団体さんの重荷となり、人間の生活をも不自由にさせてしまう可能性がある。彼らの行為に甘え、殺処分が減ったとしても、それが人や犬猫にとって、本当に望ましい結果なのでしょうか」と、伊東さん。
犬や猫を愛するあまり、自分の生活を顧みず殺処分対象の犬猫をセンターから引き取り、結果、多頭飼育で人間の生活が崩壊してしまうケースは少なくありません。
人間の生活が立ち行かなくなったら当然、犬猫の飼育もできず、動物たちのQOLも著しく低下してしまいます。それは決して犬猫を救ったということにはならないのです。
行き場がなく、ここに収容された犬猫に最も必要なのは、「安心」「安全」そして「人間との確かな信頼関係」です。どれが欠けても彼らは幸せにはなれません。
犬・猫と人の本当の幸せを目指すために―。同センターでは未来を見据えたゆるぎない理念をもって、この方針を貫いているのです。
しかし、この理念を守るために民間の助っ人が欠かせないのも事実。
そこで、同センターでは毎年30名のボランティアスタッフを募集。
応募書類選考と面接を通過したボランティアスタッフは、オリエンテーションや、動物愛護の施策や制度、活動等、スタッフとして必要な知識を4回の養成講座を通して学んでからセンターのボランティア活動に参加します。任期は3年。これ以上は、本人が望んでも継続はできません。
ベテランボランティアスタッフの継続は、センターにもメリットが多いはず。
それでも、あえて3年で任期終了とするのは、ここでも、当センターならではの未来を見据えた理念が―。
「ここで、ボランティアのみなさんに動物愛護センターの仕事、役割を学んでいただき、収容動物の世話をしていく中で、ボランティアさん自身が動物愛護、管理業務の知識や考え方を身に着けていただくことができます。その時点で、任期終了を迎え、今後はそれぞれの地域で、可能な限りでよいので、その経験と時間を生かした動物愛護活動をしてほしい、という我々の願いが込められているのです。
啓発でもなんでもどんな活動でもいい。みなさんの地域で動物たちのために、ボランティアの経験を生かして役立ててほしい。そして、できるだけ多くの方に当センターのボランティアの経験をしてほしい。そのため、任期を設けているのです」
▲猫の世話をするボランティアさん
▲譲渡室の猫の様子
同センターでのボランティアスタッフの募集と養成は、センターの中だけでなく、「住民それぞれの地域における動物愛護スタッフ」の養成でもあったのです。
毎年の公募には、18歳以上の老若男女が対象で、年によっては100名以上の応募があるといいます。
ボランティアスタッフの仕事は、動物舎の清掃、給餌、給水など譲渡舎の犬猫の日常的な世話。自ら応募し、書類選考や面接を通過しただけあって、どのスタッフさんも生き生きと実に楽しそうに動物と接しています。
このボランティアスタッフ制度も10期目(令和4年度)の募集を迎えました。
これからは任期を終えた多くのスタッフさんが、自分たちの地域で、その経験を多くの犬猫のために役立ててくれることでしょう。
▲同センターが発行するボランティアスタッフ募集のチラシ(クリックで拡大)
京都市の「まちねこ活動」を考える
他のセンター同様、都市部の京都市では、野良猫問題も大きな課題のひとつです。
京都市の犬の収容数は年間112頭ですが、猫はその7倍近い767頭(令和2年度)。その多くが野良猫の生んだ子猫です。
収容された子猫たちは、施設内で職員さんやボランティアさんで世話をしたり「子猫の一時預かり在宅ボランティア制度」による個人のボランティアさんによって、施設外で一時的に子猫を育成してもらうなど、できるだけ多くの子猫を動物愛護センターから譲渡に出しますが、世話に膨大な時間と手間がかかることから、収容時の月齢や健康状態などによって殺処分となる命も少なくありません。
「不幸な命はこれ以上、生まず、増やさず、今いる命は大切に―」。
そこで、同センターが他の動物愛護センター同様、力を入れているのが地域猫活動。
ここでは「京都市まちねこ活動支援事業」と呼んでいます。
▲同センターが発行するまちねこ活動表(クリックで拡大)
他のセンターと少し異なるのは、他のセンターが個々の登録ボランティアさんベースなのに対し、ここではあくまでも地域ベースの取り組みをルールとしていること。地域住民二名以上で活動グループを作り、グループで管理する猫が10頭以上の場合は3名以上のグループで活動するなど支援事業の登録には、明確なガイドラインやルールが設けられています。
京都市保健所の担当部署が窓口となって相談や活動の届出を受け付け、活動地域のグループには捕獲器の貸し出しや、猫の不妊去勢手術を同センターで無償で受けられるなどの支援が受けられるため、今では多くの地域が参加。
市内で「まちねこ活動」に登録している地域グループは277団体(令和2年度)に上ります。
TNR(保護して、不妊手術をして、また元の場所に戻す)の際の猫の持ち込みは、最寄りの区役所が窓口となり、同センターまで足を運んで、持ち込む必要はありません。また術後は、同センターが直接活動地域にリリースするので、地域住民にとっては時間や交通手段の負担軽減がされるのも、非常に大きなメリットです。
支援授業を始めて10年-。
活動開始4年目から野良猫が顕著に減るなど、支援事業によるこの10年間の効果を統括の医療衛生企画課が検証するなど、フォローアップも完璧です。
▲まちねこ活動のガイドライン(左)と、支援事業の検証(右)(クリックで拡大)
終生飼養の意味を、まじめに考える―
京都市保健福祉局動物愛護センター所長、伊東大輔さんに聞きました
京都市動物愛護センターで所長を務める伊東大輔さん。
伊東さんは、収容される犬や猫たちの最近の傾向についてこう言います。
「今は野良猫の収容頭数・殺処分頭数が多いことが一番の課題と言えるでしょう。
先にお話ししたように、捕獲後、対応にすごく困る野犬問題も挙げられます。
それ以外には、他のセンター同様、昨今クローズアップされている、高齢者のペット飼育問題です。高齢者の飼養継続不能は従前からあった問題ですが、これは人間の福祉にも大きく関わってくるため、他部署との連携も必要となります。
ところが、他の部署では、高齢者が死亡、施設入所で、ペットの行き場がなくなった場合、最後はどうなるのかを知らない人が多い。高齢者においては他部署との連携も必須で今後、解決方法の模索が必要だと思います。」
▲所長の伊東大輔さん
「また譲渡では、飼い主のライフスタイルに合った犬を選ぶマッチングというのが最も大切なのですが、そのことを考えないで、ただ “飼いたい” “欲しい”という気持ちだけで譲渡を希望する人もおられます。
犬や猫は“気合”では飼えないんです。
犬猫が天寿を全うするまでの15年以上の期間、自分がどうなっているか、どんなライフスタイルになっているか、飼い主さん自身でその年代のリスクを洗い出してから飼うことは、高齢者にしても、若い世代にしても一番大切なこと。終生飼養という言葉をもっと噛みしめて、ペットを迎えてほしい」
犬は平均15歳、猫は長寿の子で20歳を超す子も最近は珍しくありません。
若い世代なら、この間に結婚、出産、転勤など多くの人生の節目を迎えることでしょう。
また高齢者が、子犬を飼い始めれば、15年、20年後には、体力が追い付かず犬の散歩に一苦労する状態になっているかもしれません。飼い主もペットも、共に年老いた老々介護も問題です。最悪、愛するわが子を残して施設入所や亡くなることも考えられるでしょう。
そうなれば、ペットとの暮らしは楽しいものではなく、心配の種や、重荷になってしまい、何よりペットが辛い思いをします。犬は飼い主なしでは生きてはいけないのです。
「万が一」はゼロではありません。
最大限のリスクをシミュレーションして、ペットを迎えることこそが、人も犬も猫も幸せに暮らせる術であると、伊東さんは語ってくれました。
(取材:2022年8月)
▲譲渡された犬たち
取材・記事:今西 乃子(いまにし のりこ)
児童文学作家/特定非営利活動法人 動物愛護社会化推進協会理事/公益財団法人 日本動物愛護協会常任理事
主に児童書のノンフィクションを手掛ける傍ら、小・中学校で保護犬を題材とした「命の授業」を展開。
その数230カ所を超える。
主な著書に子どもたちに人気の「捨て犬・未来シリーズ」(岩崎書店)「犬たちをおくる日」(金の星社)など他多数。
公式HP:今西乃子ホームページ
YouTube:キラキラ未来チャンネル