愛猫との毎日にはステキな瞬間も悩みもいっぱい!そこで、愛猫の健康と幸せを願いながらどのように暮らしているかを飼い主さんに聞いてみました。
みんなそれぞれに個性的。
性格の違いが楽しいです。
藤田さん
昔から動物好きだった藤田さん。以前から犬は飼育していました。
「リューイを保護した数年後にジェイド、さくらと猫の保護が続き、いつの間にか犬1頭、猫12頭という数になりました。」
愛猫達の性格を理解してみんなが安全に暮らせるようにいつも気を付けています。「ケンカにならないように動きや居場所を気にしています。何年も一緒に暮らすと相性がわかってきますよね。他の子を目で追って襲いかかる気配がしたら気をそらすようにしています。」
多頭飼育をする前に実際に生活ができるか
よく考える必要はありますよね。
多頭飼育に憧れていたのではなく『里親が見つからなければ自分が責任を持って飼う』という覚悟で保護をしてきたために家族が増えました。
「個性豊かな猫達と暮らす楽しさがあるかわりに、食事代や医療費などお金もかかるのが現実。我が家は現在の数が限界です。」多頭飼育崩壊の話題を聞くたびに考えることは多いです。
「猫が好き、可哀そうという想いだけで安易に保護するべきではないし、避妊・去勢をせず適正な飼育頭数や健康管理ができないなら飼うべきではないと思います。」
先に飼っている猫のこともよく考える必要があります。「チャロやアイは1頭の方が幸せなのではと思うこともあります。多頭飼育に向かない子もいますね。」
右の写真のジャスパー君はお外を怖がらないので一緒にイベントへ参加することも。
健康に長生きしてもらえるように
できるだけのことをしたいです。
今のかかりつけの動物病院は担当獣医師を指名できると聞いて来院して以来23年間通っています。
「以前の病院は毎回先生が変わるので少し不安だったんです。こちらの先生は気になることを聞いた時もポンッと簡単に返事をするのではなく、きちんと細かくわかりやすく説明してくださいます。猫達とのふれあい方も優しいので信頼できます。」
先代犬も今の動物病院で診てもらっていました。「僧帽弁閉鎖不全症で具合が悪くなった時にはすぐに処置室へ連れて行ってもらえました。どんな持病を持って、どんな薬を飲んでいるかなど、うちの子のことを知ってもらえていると安心です。」
「うちの子になってよかった」
と思ってもらいたいですね。
「先代犬が亡くなった時は悲しかったのですが、他の子達の世話をすることで気が紛れて立ち直るのが早かったと思います。」今までに何頭も飼育した経験のある藤田さん。
しかし愛情が減ることはありません。「どの子もかわいいですね。リビングでくつろいでいると横にべったりとくっついてきたり、膝やお腹の上に乗って安心しきった顔で寝ている姿、就寝時に私の腕枕に身をゆだねている姿を見る時に一番の喜びを感じます。」
1頭1頭の幸せを願う藤田さんの気持ちが伝わってきました。
猫は病気になる前に病院に慣れて
おいてほしい動物です。
南大阪動物医療センター
吉内龍策院長先生
子猫の病気の多くは感染症で、感染リスクの低い室内環境で暮らしている子猫は体調を崩すことが少なく病院に通わないことが多いのです。
子猫の頃に病院に慣れておくことができずに大人になって初めて通院すると強いストレスを感じてしまいます。
藤田さんの猫ちゃん達はワクチン接種や定期健診で子猫の頃からきちんと来院してくださっているので、いつもリラックスした診察ができ、健康管理も万全です。猫ちゃんに関するどんなに些細な疑問にも十分な時間を取ってお答えすることで、安心して愛猫と暮らしていただけるよう心がけています。
猫と暮らす全ての方々に「猫は小さな犬ではない」ということをプロとしてしっかりお伝えしたいですね。
猫専用の新館には、屋外の窓や隣接するコンビニエンスストアから中をのぞける猫ルームも併設。病院で飼育されている猫や保護猫のくつろぐ姿を楽しめます。
院内では犬のにおいがしないので、診察に来た猫たちも安心!
「ISFM GOLD Cat Friendly Clinic」に認定された猫に優しい動物病院です。