第13回ネコに毒性のある春の植物
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“本当にいいネコグッズ”を発見するべく、編集部と専門家、そしてネコたちの協力のもと、あらゆる製品を“ネコ目線”で徹底検証。ネコと愛猫家さんのことだけを考えた「正直な評価」と「信頼できる情報」だけをお伝えする雑誌です。
ぜひ、あなたと愛するネコのためにお役立てください。
ネコに毒性のある植物について、獣医師に取材しました!
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獣医師
山本 宗伸先生「Tokyo Cat Specialists」院長。国際猫医学会所属。開院前は都内やニューヨークのネコ専門動物病院にて研鑽を積む。著書に『ネコペディア』(秀明出版会)
1.ネコに毒性のある植物
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■カーネーション
軽度の皮膚炎や胃腸障害が報告されています。同じナデシコ科のかすみ草も、同様の症状が起こる可能性があります。
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■アマリリス
ユリによく似た大きな花が特徴。嘔吐、下痢、過剰な唾液の分泌、食欲不振などの中毒症状が現れます。
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■カモミール
古くからハーブとして使われていますが、ネコには有毒。誤食すると、食欲不振、嘔吐、下痢などが起こります。
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■デイジー
和名はヒナギクで、太陽のような花形が特徴。嘔吐や下痢のほか、皮膚炎、協調運動障害が報告されています。
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■ヒヤシンス
ユリ科の植物。嘔吐や下痢のほか、皮膚炎を引き起こします。球根に毒素がもっとも多く含まれています。
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■スイセン
ヒガンバナ科の植物。もっとも有毒な部位は球根。大量に摂取すると、低血圧、不整脈、けいれんなどが起きます。
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■チューリップ
誤食による死亡例が報告されています。チューリップの入った花瓶の水をなめるだけでも中毒が起こることも。
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■ツツジ
グラヤノトキシンという毒性成分が花や葉などに含まれています。嘔吐や下痢、さらには心不全が起きることも。
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■シャクナゲ
摂取後、数時間以内に嘔吐や下痢といった初期症状が現れます。昏睡状態になって死亡することもあります。
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■スズラン
すべての部位に毒性があり、スズランを活けていた花瓶の水でも中毒が起こるといわれています。
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■ユリ
少し口にしただけで急性腎不全になり、命を落とすことも。どの部位も毒性があり、花粉でも中毒になります。
2.ネコが有毒な植物を誤食したらすぐに動物病院へ
ネコに毒性のある植物を調べるときは、ASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)のサイトにアクセスするのがオススメ。有毒および非有毒植物のリストが掲載されています。
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ネコに対して毒性を示す植物は700種類以上あるといわれています。観葉植物を選ぶときは、ネコに危険でないものか確認するようにしてください。(山本宗伸先生)
※出典/ASPCA「有毒および非有毒植物リスト」
※ここで掲載されていなくてもネコに毒性のある植物は多数存在します。
以上、「ネコに毒性のある春の植物リスト」でした。
次回、第14回は、ネコとの暮らしをよりよくする「ネコお悩み相談所 コミュニケーション編」をご紹介します。
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発行元:株式会社晋遊舎
晋遊舎公式サイト:https://www.shinyusha.co.jp/
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第13回は、「ネコに毒性のある春の植物」をご紹介。春は観葉植物を買ったりガーデニングを始めたりする方も多いですが、中にはネコにとって毒性がある植物の場合も。
購入する前にチェックしましょう!(『ネコお得技大全 完全保存版』より抜粋)