今回のテーマは…
みんなの防災準備を調査!
9月1日は防災の日。災害が起きた時、大切な家族を守る準備はできていますか? 万が一に備えていると、安心感が違いますね。 そこで、みなさんに防災に備えて準備している物や、普段から工夫していることについて聞いてみました!
寄せられたコメントを参考に、はじめられるところから実地してみよう♪
ペピイプラス2016年9月10月号掲載
避難のために準備した方がいいものって?
□ 折りたたみ式布製ケージ
□ ペットシーツ
□ タオル、ティッシュ
□ ウォーターレスシャンプー
水が使えない時の汚れ対策に。
□ 予備のハーネス・リード
避難先での破損や紛失に備えて。
□ 薬
持病のてんかんがあるので、薬は最重要。処方箋もあると◎。
□ ドライフード
少なくとも1週間分。我が家では未開封のフード1袋分(1kg)を入れておくことにしました。
□ 水
水道水か、ミネラル分の少ない軟水を。傷口を洗うのにも便利。2L用意しました。
□ おやつ
□ ビニル袋
□ 携帯用フードボウル
避難グッズはすぐに持ち出せる場所に置こう!
迷子になったのために、
愛犬・愛猫の写真を撮って
置いとくといいね♪
◆ みんなの防災準備 ◆
レオちゃん(シバ)
足のケガ防止のため靴も用意しています。
移動中の落下物を避けるための防空頭巾なども準備しています。
一緒に避難できるよう同じ寝室で寝ており、避難グッズも寝室に置いています。
移動中のことも考えるのが大切なんだね。
りくちゃん
人間用にも使えるのでシーツは多めに常備。
保険証のコピーや連絡先一覧も用意しています。常備薬は多めにもらう方がいいかなと思います!
家族と連絡の取り方を事前に話し合うのが
いいかも!
車の中に避難グッズを
置いています。
家の玄関・リビングと仕事中に被災した場合を想定して車内にも置いています。電気が使えない場合が多いのでランタン、ろうそく、寝袋なども用意しています。
何ヶ所かに分けて置いている、
という方も多かったよ!
今からしておいた方がいいことを教えて!
最寄りの避難場所をチェックしよう!
地方自治体のホームページや電話窓口で、場所やペット受け入れの可否を調べられます。 防災マップを配布しているところも多く、避難所なども明記されているので手元に置いておくと便利。 最短ルートや所要時間を確認しておこう!
うちの最寄りの避難場所は、お散歩コースにある小学校でした!
5分で着いたよ。
スタッフ犬:ロイ
クレートトレーニングや騒音に慣れるようにしておこう!
避難所では人や他のペットも一緒に過ごすことになるため、愛犬・愛猫の「落ち着く場所」があればストレスも少なくなります。 ケージ、キャリーの中でおもちゃと遊んだり、おやつをあげたりして「楽しい場所」と教えてあげましょう。
雷や犬の鳴き声のCDを普段から自宅で流して慣らしています。 おかげで気兼ねなくいろんな場所に連れていけます。
「おいで」と呼ばれたら戻ってこられる練習を。 パニックになっても避難できるように。
はじめは おやつをあげる時やおもちゃで遊ぶ時に「おいで!」を使っていたので、いい印象があるようです。 おかげでドッグランの時などにも呼び戻しができて便利です。 まだ呼んでも横をすり抜けて走っていくことがありますので、ちゃんと止まってくれるようにトレーニング中です!
スタッフ犬:ウィル・エルナ
「おいで!」のワンポイントアドバイス
★おやつは見せないで呼んでみよう!
「おやつがあるから来る」のではなく、「行ったら何かいいことがあるかも!?」と期待の気持ちで来ることが大切! 最初はおやつを見せながら、徐々に見せずに号令だけで来れるように頑張ろう!
★呼んでも近づいて来てくれない…という方へ!
苦手なシャンプーをする時などに「おいで!」と声をかけたりしていませんか? そんな時は、呼び戻す号令を「カム!」など違う言葉に変えてみよう!
日頃から工夫していることってある?
ユヅちゃん(MIX)
迷子札を身につけています。
もしもの時のために連絡先がわかるものを首輪につけています。 他には、避難場所は事前に確認しておいて、歩きやすい靴を用意して道のりを把握しておくことが大切だと思います。
普段から身元がわかるものを身につけるのは
大事だね♪
多頭飼いなので避難時の移動の仕方を考えています。
キャリーは頭数分用意しましたが、車で移動ができない場合に備え、折りたたみカートも購入しました。
ももちゃん、ミキちゃん、ダイちゃん、クロちゃん、チイちゃん
避難時に家族の中で誰がどの子を担当するか
決めてるお家もあったよ!
夜中の災害に備えて寝室にケージを置いています。
東北なので震災を経験しており、万一の時 一緒に行動できるよう散歩の時も2頭一緒に行っています。
クッキーちゃん、リリィちゃん
準備万端だとすばやく避難できるね!
◆ 他にもこんな工夫をしている方がいました。 ◆
● お気に入りのおもちゃを用意しておく。
避難時にもお気に入りのおもちゃがあれば少しは安心できるのではないかと思います。 ケージなどに誘導する時にも使えそう。
● 好き嫌いなく食べられるように!
なるべく色んなフードを食べさせて、どんな状況になっても何でも食べられるようにしています。
● ペットを預かってもらえる知人を確認。
自分がペットと一緒にいられない状況になった時に預かってもらえる場所の確認をしています。
● 自宅に犬と保護者の連絡先メモを置いています。
自分が家に帰れなかった場合に備え「この人に連絡してください」と書いた緊急用連絡先の電話番号を記載したカードを置いています。 また、自分の財布にも同じものを入れています。
● 避難用のフードは定期的に食べて新しいものに変えています。
製造日の古いものから定期的に食べて消費し、使った分だけ新しく買い足しています。 賞味期限の切れたフードを廃棄することもなくなるのでオススメです。
◆ 被災経験者の方から体験談が届きました。 ◆
飲み水は準備しておくべきだと体感。
熊本地震を経験しました。断水しましたが、お風呂のお水をためていたのでなんとかなりました。一番必要だったのがお水でした。
マンションの11階で棚に置いているもの全てが倒れましたが、夜だったので愛犬と一緒にいてケガもありませんでした。 これが日中だと倒れた家具で愛犬が下敷きになっていたかもしれない、と考えただけでゾッとしました。 また、散乱した部屋の中を片付ける間、愛犬が歩かないようにするケージがあって良かったです。
マロンちゃん(トイプードル)
動物病院が閉鎖されて困りました。
先代犬が生きていた時に東日本大震災にみまわれ、動物病院も閉鎖されてしまいました。 事前に愛犬の常備薬を多めに処方しておいてもらえたので助かりましたが、 薬やフードは常にストックしておくのが大事だと痛感しました。
プティ・シュシュちゃん(トイプードル)
ペット可の避難所が見つからず苦労しました。
東日本大震災の時 犬を3頭飼っていました。
自宅が壊れてしまい住めない状態になり、親戚や公民館など転々とし、やっと動物が飼える貸家を見つけて家族も一緒に住み始めました。
犬たちは転々とした心労があったのか、震災後 毎年1頭ずつ天国に旅立ってしまいました。 震災時に自宅脇にテントをはって移動しなければあと少し長生きしてくれたのでは、と後悔しています。
次にもし震災で住めなくなったら避難所には行かず、近くにテントをはり家族一緒にいて猫たちに負担をかけずに乗り越えていきたいと考えています。
大ふくちゃん、小判ちゃん(MIX)
市も行政も混乱していました。
東日本大震災で浸水し、母家が敷地内で全壊、車庫を兼ねた長屋も2階のコンセント上まで浸水し大変な被害を受けました。
実際に津波も見ているのでもう二度とこういう経験はしたくないです。
ですが、今でも浸水区域で被災し残った長屋をリフォームし住み続けています。
壊滅的な被害で市の行政も混乱していて、浸水区域に住んで良いかがハッキリせず、正直、毎日親戚の家から通い家族だけで家の周辺を片付けている時もラジオだけが頼りで地震があるたび逃げなければいけなく怖くて仕方ありませんでした。
幸いにも当時は猫を飼っていなかったので、もし飼っていたら、とても連れて逃げるのは難しかったと思います。
縁があり猫を飼い始めたのは震災の2年後なので、猫の同行避難は今でも一番の課題です。
我が家は警報が出れば逃げなければならない場所なので、留守中は特に心配です。
だるまくん、だんごちゃん(MIX)
みんなのコメント参考になったかな?災害時は普段おとなしい子もパニックになってしまうことが…。 事前に準備することで少しでも不安を取り除いてあげられたらいいね♪ なにが必要か、どうすべきかを家族で考える機会を作ってみよう!