ペットと共に生きること

「人と動物が一緒に暮らしていく」うえで、考えて欲しいことを、さまざまな取材を通して紹介します。ちょっぴり硬い話題が多いけれど、ほんの少し、一緒に考えてみませんか?

飼い主がいない=かわいそう
ではない、を伝えるために

 将来的には、街なかにシェルターを作り、アーティストが壁に絵を書いたり、キレイな庭があったり。飼っている人もそうでない人も、集まれる空間にすることを考えているそうです。
シェルターに保護される犬=かわいそう、ではなく、シェルターを「ここの犬たち、きれいなところで、とっても幸せそう」と思われる場所に。
里親希望の人が来ても、犬を見て、「かわいそうだから引き取りたい」という気持ちではなく、純粋に「この子と家族になりたい」と思ってもらえる場所に。

 飼い主がいないからかわいそう、なのではなく、犬の気持ちを理解してくれていない飼い主と一緒に暮らすことの方が悲しいこと。それを社会の中から叫んでいかないと、状況はなかなか好転しないのかも知れません。外からどんなに叫んでも、集まるのは同情だけかも…。
「みんなができることから始めて、少しでも意識が変われば、もしかしたら、処分にいたる数も減るかも知れないと思うんです」

そう熱く話してくれた山本さんに、僕は虜になりました。

山本さんが運営する会社・PSDのホームページにある「犬一揆」のコーナーには、彼のいろんな気持ちが表れています。

現代の犬事情、殺処分について考えて頂き、まず何かを始めよう、犬自身をよく知り、捨てられる、殺処分の対象となる前に予防していくことを広めよう…「犬一揆のすすめ」の開始の笛を鳴らしました
犬の本質、付き合い方、向き合い方を知っていれば…その犬にとって何が本当の幸せなのかを探っていく気持ちがあれば…リードを放すこともなく、事故もなく、処分、放棄もなく…
あいかわらずありえない量のウンチ。前日、大阪市の清掃業者さんが掃除したにも関わらず…。そして突如現れるノーリード犬…。せっかくいろんな設備が整い、花や木々も綺麗な公園。ウンチを拾う、マナーを守る、事故はゼロ…にすれば、どんなに素晴らしいことか!!!

犬一揆については、下記のホームページもご参照ください

ホームページ http://www.psd.co.jp/