春の足音が聞こえ始めた頃、東日本大震災が発生しました。
そして、原子力発電所の問題も・・・。
すでにテレビや新聞のニュースでご存知だと思いますが、
想像を絶する被害のなかで、
多くの人が被災し、多くの土地が、
壊滅的な状況となっています。
そして、そこに生きているペットたちは、
自力で避難もできず、苦しんでいます。
多くの人が、「なにか協力できることはないだろうか」
と思っていることでしょう。
義援金を送る、支援物資を提供する、
いろんな形があります。
現地では、避難できていないペットを
官・民合わせたたくさんの団体・個人が、
みんな必死で助け出しています。
佐賀県の武雄市をはじめ、被災地から遠く離れた地方自治体でも、
被災したペットを一時的に受け入れ始めたりしている。
そう、全国、全世界で、いま支援が広がっているのです。
被災地から離れていて、ペットと暮らしている。
そんな毎日の生活のなかで、少しだけ余裕があれば、
里親に名乗りを上げることも、大きな支援。
自分たちが暮らす市や町が同じような支援の輪を広げたならば、
そこにボランティアとして参加する。
それも、大切な支援です。
つまり、被災地から離れていても、
どんな形でも、
ペットを飼っている、同じ思いでいろんなことができる。
それがいま、広がっているんですね。
阪神・淡路大震災の時もそうだったように、
震災からの復興は、とても長い道のりです。
そのなかで、動物たちはもっともっと、苦しんでいるかも知れません。
だからこそ、みんなで協力し合うことが、いま必要なんです。