ペットと共に生きること

「人と動物が一緒に暮らしていく」うえで、考えて欲しいことを、さまざまな取材を通して紹介します。ちょっぴり硬い話題が多いけれど、ほんの少し、一緒に考えてみませんか?

第17回 できること、みんなで考えよう

春の足音が聞こえ始めた頃、東日本大震災が発生しました。
そして、原子力発電所の問題も・・・。
すでにテレビや新聞のニュースでご存知だと思いますが、
想像を絶する被害のなかで、
多くの人が被災し、多くの土地が、
壊滅的な状況となっています。
そして、そこに生きているペットたちは、
自力で避難もできず、苦しんでいます。

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同じ、ペットと暮らす人として

多くの人が、「なにか協力できることはないだろうか」
と思っていることでしょう。
義援金を送る、支援物資を提供する、
いろんな形があります。

現地では、避難できていないペットを
官・民合わせたたくさんの団体・個人が、
みんな必死で助け出しています。
佐賀県の武雄市をはじめ、被災地から遠く離れた地方自治体でも、
被災したペットを一時的に受け入れ始めたりしている。

そう、全国、全世界で、いま支援が広がっているのです。

被災地から離れていて、ペットと暮らしている。
そんな毎日の生活のなかで、少しだけ余裕があれば、
里親に名乗りを上げることも、大きな支援。

自分たちが暮らす市や町が同じような支援の輪を広げたならば、
そこにボランティアとして参加する。
それも、大切な支援です。

つまり、被災地から離れていても、
どんな形でも、
ペットを飼っている、同じ思いでいろんなことができる。
それがいま、広がっているんですね。

阪神・淡路大震災の時もそうだったように、
震災からの復興は、とても長い道のりです。
そのなかで、動物たちはもっともっと、苦しんでいるかも知れません。
だからこそ、みんなで協力し合うことが、いま必要なんです。

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