家が好き

マギーは家が好きだ。それは昔も今も変わらない。もっとレトリーバーらしいアクティブわんこに育てるべきだったかなと最近よく思う。

そして年をとってますますインドア派になった。外出から帰ると我さきにとドアへ向かいカギが開くのを待っているし、逆に散歩に連れ出すときもかなりしぶしぶ玄関にやってくる。天気がいいので庭で遊ぼうと誘ってみてもいまいちノッてこないことが多い。とにかく部屋でのんび～りしているのが一番好きみたいだ（といっても、いざ屋外に連れ出すと楽しそうにはしているのだけど）。

原因はもちろん年のせいもあるだろうし、弱った足腰が痛むのかもしれない。外に出るのが面倒くさいのかもしれないし、単に私が相手にされていないだけなのかもしれない。

マギーの散歩コース

こんなマギーなので、普段の散歩もよーく様子を見ながら、負担を少なく楽しく歩けるように気をつけている。

マギーの散歩コースは4つあって、その日の体調や気分、天気などで変えるようにしている。
歩きたがらない日や病院帰りで疲れている日は「最短コース」（5～7分程度）、
まあまあ調子がいい日は「遠回りコース」（約10分）、
調子がよくて歩きたがる日は「遠出コース」（約15分）、
そしてさらに元気な日は近所の琵琶湖まで歩き少し浜で遊んで帰る「琵琶湖コース」（約30分）だ。

病院の先生には、10分程度の距離を1日2～3回といわれているので、「遠回りコース」を朝夕で歩くのが理想的だ。でも家好きなマギーは調子がよくてもすぐに帰りたがり、振り返っていないと思ったら一人で最短コースをズンズン歩いていたりする。そのため最短コースは別名「ずるっこコース」と呼んでいる。

雨の散歩

ところで雨の日の散歩ってみなさんどうしているのだろうか。
雨の日の散歩は大変だ。何が大変って、後始末が大変だ。長毛種を飼っている方は特に分かっていただけると思うが、たいして降っていなくても家に帰ると毛がドロッドロになっている。水遊びが好きな本来のアクティブわんこの血がこんなときばかり騒ぐのか、水たまりも構わずザブザブ入っていくせいだ。大きな足の裏も砂やドロでベタベタ。なのに家に着くと今度は家好きわんこの血が騒いで急いで部屋に入っていくので床もグチャグチャ。
体を拭いて（必要があればシャンプーして）乾かして、床を磨いて、、と後始末のことを考えると、ついつい雨の日の散歩はさぼりがちになってしまうのだ。

でも梅雨ともなればそうも言ってられないし、足の筋力維持のためには運動も欠かせない。だから散歩に行かない日は家の中で運動させるようにしている。方法は簡単だ。

マギーの好きなスナックを手に持ち、家の中を歩く。スナックが欲しくてマギーもついて歩く。ただそれだけだ。 といっても優雅に歩き回れるような豪邸ではないから、同じスペースをグルグルグルグルひたすら回るだけだ。それでもマギーは一生懸命ついてくるのでいくらかは運動になっているのではと思っている。ただ1つ欠点があって、狭い範囲を回るため、私のほうが目が回って長くは続けられないということだ。多分傍から見たらおバカな2人なんだろうなあ。

雨の散歩といえば、以前レインコートを着せてみたことがあった。いや、レインコートなどとカッコいいものではなく、正しくはスーパーのレジ袋をかぶせただけなんだけど。
大中サイズの袋を用意し、大は体、中は頭に使う。首元は洗濯バサミ、胴回りはガムテープで止める。ちょっとおデブなマギーはお腹まで袋が回らないし、長さが足りずおしりが出るのがちょっと哀しい。

このなんとも貧乏くさいいでたちは案の定レインコートの役目を果たせず、袋がかぶさっていない部分から雨が入り体はビショビショ、歩きにくいし、ビニールのシャカシャカいう音も気になる様子。
現在わんこ用のレインコートって、デザインも機能もすばらしく充実していて、かなり当たり前のことながらスーパーの袋ではかなわないなーと実感したものだ。

もうすぐ夏

ここ1年くらいで、マギーの足腰は本当に弱くなった。何もないところでも時々つまづくし、段差も負担になっている。無理をして長く歩くと足をひきずるときもある。そんな光景を目にするたび、ドキッとして不安になる。若いころ、ものすごい勢いで家の階段を上り下りしていたのが嘘みたいだ。
といっても、老化は仕方のないこと。飼い主として今やってあげられることを一生懸命するだけだ。

梅雨があければいよいよ夏の到来だ。マギーにとっては12回目の夏。
これからは散歩の注意点に熱中症を加えねば。夏バテしないように体調管理に気をつけながら、元気に暑い季節を乗り切ろうね、マギー。