京都*猫日和 ~猫を愛する京都人を訪ねて~


にゃんファイル~ みゃおみゃお 雑種・オス・3才 【好物】キャットフード 【性格】人懐っこく甘えん坊
飼い主ファイル~ 中西広文さん 京都在住:9年 猫同居歴:15年

VOL.1 町家カフェでの甘い夕暮れ
(2008年4月掲載)

はじめまして。「京都*猫日和」担当のKyokoと申します。私の住むここ京都よりコラムを発信していきますので、どうぞよろしくお願いしま~す!
初回なのでちらり説明すると、「京都*猫日和」とは、猫を愛する飼い主を訪ね、その“にゃんにゃんぶり”を中心に、猫との幸せライフをレポートしようというものです。というのも、実は去年、14才の愛猫を天国に見送った私。ちょっぴり、いや、かなりさみしい日々ゆえ、ついついよそ様の猫にゃんを構いたくなるというわけでして…。で、せっかくなので、京都情報も一緒にお届けしちゃおう!と思っております。

さて、第1回目は「Kyoto生chocolat Organic Tea House」という名の町家カフェ。
築100年越えの風情ただよう空間でいただける生チョコレートが評判で、街はずれの住宅地にも関わらず、いつもお客さんが、まったり、にっこり、ゆる~い京都時間を楽しんでいるお店でございます。ここで猫にゃんに会えるという情報をキャッチし、某日、行って参りました。

一見普通のお家に 見えるカフェ。 この看板が目印。
「おこしにゃす?」と、時にはみゃおみゃおがお出迎え。 ~ 閉店後はみゃおみゃおが大好き な場所をのびのび独り占め。

畳、襖、床の間。麗らかな午後のひと時、心地よさがじ~んと身体に伝わってきて、昼寝したら気持ちいいだろうななんて思っていたら、お出ましになりました! みゃおみゃおです。近所へお散歩に出かけたり、2階の住居スペースで寝ていたり、行動範囲は無限ゆえ店内には気まぐれでご登場とのこと。
「みゃおみゃおと鳴くので、名前にしました。お腹がすいたら、もうず~っと鳴いているんです」とは、厨房と客間を行ったり来たりでせっせと働く、店主の中西さん。

みゃおみゃおは?というと、最初はべったり中西さんにまとわりついて遊んでオーラ全開だったのに、しばらくするとストーブの前でふて寝、そして何の遠慮もなく熟睡モードに!“猫の手も借りたい”光景を目の前にして、あっさりと飼い主を裏切る猫道、貫いておりました。

と、思ったら閉店直後、中西さんとみゃおみゃおの濃密なスキンシップタイムがスタート!!

さっきのふて寝はご主人様の気持ちをくすぐる作戦だったのですかね~?
お尻の穴丸出しの大はしゃぎみゃおみゃお&ゆるゆる顔の敏腕ショコラティエ、激写させていただきました。
人見知りはしないと聞いていた通り、みゃおみゃおは撫でても抱っこしても無抵抗。ご主人様だけじゃなく、初対面のお客さんとも、ちゃ~んと仲良くしていた優しい猫にゃんでした。京都に行ったら、訪ねてみてくださいにゃ~。

仕事中ゆえ今は我慢! もうすぐ店じまい。そのあとは…。 きゃはははははー!!!

京にゃんナビ


生チョコセット300円。抹茶や沖縄の焼酎を使ったフレーバーなど3種類を楽しめる。テイクアウトは箱入り16粒で1890円。冷凍庫で約1カ月持つ。凍らないので解凍なしで好きな時に食べられる。

懐かしさ漂う和空間。海外生活をしていた店主夫婦のセンスが所々に。 ~ 天気のいい日は庭のオープンカフェ席へ。

Kyoto生chocolat Organic Tea House

(by みゃおみゃお)

京都の街での僕のおすすめは、何たってこのお店だにゃん! ご主人様は、ショコラティエでもあるけれど、ホテルで9年、N.Y.の領事館で4年のシェフ歴だってある。カナダ人の奥様が日本文化に興味があって、1999年に京都に移ってきたんだにゃん。カカオとハーブリキュール、生クリームで作る、ご主人様お手製のチョコレートは程よい甘さで濃厚、奥深い味わいだって。「小さなケーキみたい!」 って、この前お客さんが言ってたにゃ~。クレープとかハンバーグとか、オーガニック素材を使ったフードメニューもあるにゃん。古いお家を修理して大切に使っているのも僕の自慢。みんなあまり気付いてないようだけれど、お庭席もあるからにゃ~。

肉を使わないハンバーグのプレート。野菜ハンバーグ・アラビアータソース(生チョコ1粒・飲み物付)1250円。

Data

京都市左京区岡崎天王町76-15

TEL:075-751-2678

営業時間12:00~17:00

定休日:月・火定休

HP:http://www.kyoto-namachocolat.com/