セミの大合唱もようやくおさまり暑さがちょっぴり和らいだ京都より、またまたはりきって猫にゃんレポート、お届けしましょう~!
今回は、名刹・清水寺に程近い、茶わん坂で営む扇子店「くまがい菁々堂」さんへ。ここにと~っても男前な猫にゃんがいるということで、さっそく会いに行ってきました。
さて、迎えてくれたのは、ジャックという名のアメリカンショートヘア。噂どおり、店を彩る扇子に負けず劣らず美し~い! 四六時中、観光客で賑わう場所にいるためか、人見知りの気配ゼロ。むろんカメラにも全く動じず、堂々たるご様子です。「世界各国の人にたくさん写真を撮ってもらっていますからね~。猫好きに国境ナシですよ!」と笑うのは飼い主の熊谷さん。
扇子を購入したお客さんが、後日ジャックの写真を送ってくれたり、京都観光に毎年訪れる人が、1年前のジャックの写真を携えてわざわざ寄ってくれたりするそうです。ジャック、すでにファン多し!
アメショだからこその美しい模様、パッチリクッキリの瞳に、キリリと凛々しいお顔立ち…。日本中、いや世界中の猫好きをやすやすと手玉にとってしまう、正統派ビジュアル系といったところでしょうか。
しかも、ただの男前ではなく、なんとお店番もきっちりこなしているとの情報が! というのも、ジャックはご主人様と同様に、奥の住居から仕事場である扇子店へ毎朝ご出勤。熊谷さんの話では「いつもよりちょっと店に入るのが遅くなってしまうと、扉の前でちょこんと座って待っている」とか。さらに「普段はおっとりしていて大人しいのに、見たことのないワンちゃんがお散歩で通りかかったりすると、かなりの大形犬でさえ立ち向かっていくこともあります」。きっとご主人様の、そしてジャックの大切なお店をいつもしっかり見守っているのでしょう。 | |
バスや車の交通量も多い、ここ茶わん坂。ゆえに、出勤時だけ黄色いヒモに繋がれているジャック。この店の商売を知ってか知らずか「絶対に扇子の上には寝転がったりしない」と熊谷さん。えらいぞ、ジャック! それどころか「どんなに狭くても、踏んだりせずにスルスルと扇子の間をすり抜けて歩く」らしい。すごいぞ、ジャック! でも「たまに、ウロウロしてヒモで商品をひっかけて倒しちゃうこともありますが…」。どんまい、ジャック!
みなさん、清水寺におでかけの際は、ぜひ茶わん坂経由で! 姿が見えないな~と思ったら、黄色いヒモをたどってみてください。扇子に混じったシマシマ模様、それが京都のイケ面、ジャック王子です。