寒い日が続き、紅葉もいよいよ見頃を迎える今日この頃。ここ京都は、バスも電車もお寺もカフェも、人&人&人でございます。さて今回紹介するのは、「法然院」や「哲学の道」といったウルトラ級の紅葉スポットに程近い、北白川にある雑貨店の猫にゃんです。
猫グッズも充実の「BEIGE(ベージュ)」。キッチン小物やアクセサリー、インテリア雑貨にステーショナリーにバスグッズと、女性なら一瞬でご機嫌モードに切り替わる生活雑貨のお店です。あれやこれやと眺めるだけでもウキウキですが、さらにうれしいのは「猫さんに会いたいです~」と店長さんに伝えると、上階のお住まいからサラちゃんという猫にゃんを連れてきてくれるということ!!
「先代の猫はおばあちゃんだったので、よくお店に連れてきていたのですが、サラはまだ1歳で、すごくやんちゃなんです。お客様の迷惑になるかもしれませんし、お客様から会いたいと言われた時だけ連れて来るようにしています」と店長で飼い主の平井裕子さん。
聞けば、みゆちゃんという白黒の猫にゃんは、半年ほど前に19才で大往生。今はサラちゃんをはじめ、みゆちゃんの子供のしろちゃん、三毛猫のぷりちゃんの3匹と暮らしているそうです。「しろちゃんはもう18才でかなり動きがスローですし、ぷりちゃんは私にさえ抱っこを激しく拒むので…」それで、接客係? は今のところ必然的にサラちゃんが。
パッチリ&黄金色の瞳がチャームポイントのサラちゃん。一見すると上品でキュートな若猫ですが、お話どおりのおてんばぶり。抱っこの腕をあっという間にすり抜けて、ピョンコピョンコとお店を跳びまわり、1秒たりともじっとしていません。おかげでこちらはカメラ片手にアイドルを追いかけるパパラッチの如くお店の中を右往左往。
さらにサラちゃん、そのスレンダーボディに秘めた抜群の運動神経を見せつけるかのように華麗なハイジャンプを披露。ご主人さまを足場に得意顔! というひと幕も。「朝、顔を洗ったりする時も、ちょっと腰をかがめた隙に、ヒョイッと跳び乗ってくるんです。コレ痛いんですよね~ほんとに」。背中にサラちゃんを乗せたまま苦笑する平井さんでした。
全員猫好きという平井さん一家。20年前、お家に迷い込んできた子猫のみゆちゃんをお母様が飼い始めてからは、ずっと猫にゃんと暮らしてきたそうです。「家族で旅行にでかける時も誰か一人は家に残るようになりましたね(笑)」。落ち込んだり嫌なことがあると「猫たちが癒してくれる」としみじみ語る平井さん。「肉球を触っているだけで、幸せな気持ちになるんです。もう猫なしの生活は考えられないですね…」 とその時、メロメロなご主人様の発言を聞いてか聞かずか、再びサラちゃんが背後からジャンピング~! 「こら、降りなさい」とのお叱りもあっさり聞き流し、悠々とポーズをキメるサラ姫、恐れ入りました! |
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