いよいよ夏の気配が迫ってきましたね~。太陽ギラギラ、ビールグビグビ、猫にゃんグッタリ、というパターンでしょうか・・・。
さて、今回は猫好きの定宿とも噂される「平安坊」さんにおじゃましました。JR京都駅から歩いて数分、明治時代から続くこのお宿には、ココという名前のと~ってもおとなしい猫にゃんがいるのです。
飼い主の清水さんは3代目のご当主。今から6年前、飼い主だった近所の方が遠方に引っ越すことになり、ココを引き取られたそうです。「実はココで4匹目。家族みんなが猫好きなので、今までも迷い込んできた野良猫を飼ったりしていたんですわ。でもうちは宿ですからね。お客さんに迷惑かけないように、それだけは特に気をつけてます」。
一般的に高い所に行きたがるのが猫にゃんの習性。でもココには食堂のテーブルにあがらないようにと、家族みんなでしつけたとか。さらにシャワーも欠かさないとのこと。「嫌がりますけどね(笑)。夏は週に1回は洗ってます。ココはとっても臆病なので外にほとんど出ないんですが、やっぱり宿の猫ですから、きれいにしておかないとね」。
おとなしい割に、人見知りはしないというココ。「お客さんにもよくかわいがってもらっています」と清水さんはうれしそうです。「はっきりした年齢は分からないんです。うちに来たのは6年前ですが、たぶんもう相当の年だと思います」と愛しそうにココの背中をナデナデ。「かわいいおじいちゃんだね~」とみんなに見つめられ、ちょっぴり照れくさそうなココなのでした。
アクセス抜群なうえ、朝食付きで1万円以下というお値段。そして何より「ただいま~」と言いたくなるようなあたたかさが魅力のお宿「平安坊」。老猫が憩えるやさしい空間ですもの、人間だって癒されますよね~きっと。ココファンのみならず、昔からの常連さんが多いのも納得です。