「れう」と出会ったのは、仕事へ向かう電車の中でした。ドアが開いたとき、なんと生後3ヵ月くらいと思われる子猫がちょこちょこと乗ってきたのです。子猫の様子をなんとなく見ていると、次の駅でドアが閉まる間際、乗客に外へけり出されてしまいました。
当時はとくに猫が好きというわけでもなかったのですが、その子猫のことが気にならないはずもありません。次の駅で電車を降りて戻ると、今度は駅の外に捨てられそうになっていたので、「その猫はうちの子なんです」と言ってしまった…という、嘘のような本当のお話。
もしも彼と出会っていなかったら、きっと今の生活はなく、そしてここまで猫好きになることもなかったでしょう。
彼がまだ小さい頃、仕事から帰ると何をしていても走って出迎えてくれたり、足から胸あたりまでよじ登ってきたり、一緒にご飯を食べたり、お風呂に入ったり、そして一緒に寝たり。いたずらもしない良いコだったとはとても言えませんが、そういったところも含めて「猫っていいなぁ」と思うようになったのでした。
今では「猫」であることを忘れていたりして、それがきっと「家族」になれたということなんだと思っています。
日々、弟たちに追いかけられたり、妹とケンカしたりしていますが、基本的には寝たいときに寝て、食べたいときに食べるというゆったりまったりな生活を送っています。そんな彼を見ていると、嫌なことも忘れ、ものすごく癒されるのです。こちらが感じている幸せを彼にも感じてもらえるように、日々の時間を大切に、これからも過ごしていきたいと思います。
う~く~のうたブロガー てるるさん