猫のオリンピックがあったらリリィは、きっとジャンプの部(高飛び?)で上位に食い込むに違いない。
主人がおもちゃをつけた紐を左右に振ると、それに狙いをつけ(何故か)一番高い位置までジャンプ。
1m20cmは軽く飛び上がる。空中で体をひねって、バクチュウのように回転する事も。
運動神経抜群のリリィは、主人にとって最高の遊び相手。(本当の娘以上に)リリィと遊ぶ主人もみっくんとは、ちょっと緊張感のある「主従関係」。どうもみっくんは、主人の事を家族の中で「一番」だと思っている様子。
主人が近づくとゴロっと仰向けになり、おなかを見せる「服従のポーズ」。
上下関係がわかる?
みっくんと娘は、不思議な関係。体格(みっくんが重過ぎて抱きあげられない!)もチカラもみっくんの方が勝っているのを両者わかっての仲良しさん。娘が小さい時は、そんなみっくんを少し怖がっているのかなぁと思った事もあったけど、最近は、「みっくん、じっとして!」と精一杯のお姉さん口調で、お顔の手入れ。みっくんは、気持ちよさそうにされるがまま。みっくんには強がる娘も、リリィとは、良い姉妹。娘が「はーい、リリィ」と抱き上げると、「クルルッ、ゴロ~ゴロ~」と甘え上手なかわいい赤ちゃんに。
そんな可愛いリリィも私にとっては、目の離せない2歳児。みっくんがしなかったイタズラをその好奇心から、次々と繰り出してくれます。
最近のお気に入りは、ドアノブに飛びついて、ドアを開け、部屋に入るのかと思ったら、「サー」と逃げて行くのを飽きもせず、何回も繰り返すこと。何度叱っても、覚えられないのか、悪いとわかっているから逃げるのか、そのあまりに熱心な様子は、「何かの記録へ挑戦している」みたい。根気の良さに、思わず応援しそうになります。自分の興味のあることには、スゴイ能力を発揮するリリィ。その「記憶力」にもビックリさせられます。
ずいぶん前に引き出しに隠した「お気に入りの造花」を覚えていて、私がウッカリ開けたまま用事をしていると、サササッと探し出したのには、しみじみ感心。リリィは、イイ子なのか悪いのか?どちらにしても、はっきりした性格なので、とっても面白い。リリィのような個性はないけれど、「癒し系」のみっくんへ、私は「一方通行の片想い」。朝から、身を寄せてスリスリあいさつをしてくれるのは私だけとか、娘を怒っている私に、擦り寄ってなだめてくれるなど、勝手な思い込みに、ちょっと困っている様子。
(私のみっくんへの想いは別にして)少しずつ2匹それぞれ3人との「関係」を作っているんだね。猫を飼うまでは、「猫は家に住むもの」。人との関係より、自分の気分で行動するって思っていたけど、本当は全然違う。人と、どうすれば楽しく暮らせるかを考えてるって感じるのは、私が猫好きになったから?我が家の2匹は、いつも静かに寄り添うように、時には自己主張する、本当の「家族」になりつつあります。