VOL.9 「猫友バンザイ」の巻

「猫友」。それは家族と同じくらい猫を愛している「猫好きのお友だち」のこと。我が家にみっくんが来て早6年。最初は、戸惑っていた私もお嫁さんのリリィを迎える頃には、その魅力にどっぷりとはまり、3人家族の中でも一番(全員同じ思い)の猫好きに。

今回は、その2匹のおかえげで、出会えた5人の「猫友」をご紹介します。

主人の30年来の友人Tさんとは、猫を通して、家族ぐるみのお付き合いに。アメショー風稿猫のはなちゃんに「ぜひ友達を」と熱望されてやって来たのは、お帽子柄がキュートなスコティッシュフォールドのまおちゃん。

最近の話題は、子どもに代わって、お互いの可愛い2匹が中心に。

会社の休み時間を和やかな雰囲気にしてくれるのは、同僚Aさんの猫話。大きな瞳がチャームポイントのキアラちゃん(メス・5歳)が主人公。

お気に入りの場所は、椅子の背もたれの上の細いところ。上手にバランスをとって、ポーズを決める姿は、まるで置物みたい。

でも、たまに滑り落ちそうになって、家族の笑いを誘ってくれる、お茶目な一面も。

不思議な場所が好きなのは、Yさんのシロネコ・ちびちゃん(オス・11歳)も。晩秋から冬の早朝、彼は、布団からそっと起き出し、ある場所へ移動。そこは湯気がほかほか立ち上がる炊飯器の上。そこにしっかり陣取って、みんなが起きてくるのを「まだかなぁ」と待っている。

そんな様子を見ても、炊き上がったご飯に、誰も文句を言わず、黙々と食べるのは、家族全員ちびちゃんが大好きだからでしょう。

猫の話から、印象が変わったのは、美容室のOさん。一見、私とは、共通の話題が全く無さそうなクールガイ。その彼が、小学生の時から、(現在14歳のおばあちゃん猫)ミーちゃんに、蛇口から水を飲ませるため、家族の中で一番早起きをしていると聞いて、イメージ(私の勝手な想像)と違い、「いい人なんだ」と(またまた勝手に)ひと安心。その後は、思いっきり猫自慢大会に。

 そして「猫友」の中でも、忘れられないのが、動物病院の待合室で会った、茶トラ猫を連れたおじさん。家から出たことのなかった、箱入り大息子・みっくんの予防注射のため、かなり緊張していた私に、「猫の方が落ち着いているわよ。上手に育てているから大丈夫」と穏やかな一言。話を聞くうちに、ホッとして、無事に済んだことを今でも思い出します。

 どの話からも、その人の優しさが伝わって、私もいっしょに、幸せな気持ち。
これからも、どんどん「猫友」がふえて、たくさんの素敵な猫話が、聞けますように。