生後57日仲間です |
昨年、動物愛護法の見直しで、生後56日に満たないペットの取引が禁止されることになりました。生後56日未満の子犬・子猫を親から引きはなすと社会性が育たず、噛みぐぜ・吠えぐせなどの問題行動が起きやすいのだそうです。 56日か・・・。微妙~。 というのも、ゲッペイとダイダイ、その1日後の生後57日目で当おき研にやってきました。2匹の幼い頃の共通点は・・・ 噛みぐせがひどかった!(ダイダイはいまだに社交ベタ) あくまで私見ですが、禁止する生後日数を60~70日目あたりまで延長してもいいと思うなぁ。ただ幼いだけの可愛さより、成長して心が通い合う可愛さのほうが、ずっとかけがえないから。 ゲッペイもダイダイも噛みぐせのあった問題児(?)時代より、「今」がいちばん可愛い。可愛さ毎日更新中♪ |
子犬の場合は生後3~14週齢、子猫の場合なら2週齢から9週齢の時期が『社会化期』と言われ、人間社会の中で幸せに暮らしていくために様々な経験を通して成長する大切な時期です。この「生後56日までのペット販売禁止」は、幼い時期は母犬・母猫や兄弟から離してしまわないで、触れ合う機会をしっかり確保して社会化をさせましょう、という狙いがあります。大事なことは、「56日」といった日数や週齢ではなく、生まれてから新しい飼い主さんに迎えられるまでの幼い時期に、適切に『社会化』がなされているか、ということなのです。
日本では「可愛いから」という理由で、より幼齢の子犬、子猫を希望する方が多いようですが、社会化期にきちんと母親や兄弟と一緒に過ごし、しっかり遊び、人や音、物、匂いなど暮らしの中の様々な刺激にもなれるように飼育をされた子犬、子猫をぜひご家庭に迎えてあげてください。長く暮らしを共にする良いパートナーになりますよ。
※尚、今年の9月1日に施行される改正動物愛護管理法で、生後56日を経た犬猫でなければ、販売や販売のための引渡し、展示をしてはいけないと定められていますが、経過措置として施行から3年間(2015年まで)は生後45日、その後別に法律で定める日までの間は生後45日、生後56日にする時期は施行後5年以内(2018年まで)に定めることとなっています。