カンザワファミリーの犬猫おきらく研究所

ゲッペイイラスト
だらだら食いは楽し
 ゴハンの食べ方ひとつでも、ゲッペイとバニラは全然違います。1回のゴハンを10秒以内で鵜呑み(!)してしまうバニラとは対照的に、ゲッペイは超スローペース。好き嫌いも多く、お行儀も悪い。こと食事に関しては、バニラの数倍世話が焼けます。
 ちなみにゴハンは1日2度。朝ゴハンの場合、まず1/4ほど食べ散らかすと、やおらトイレ。そして放浪の旅へ…(つっても室内猫ですが)。その間、所長は飛び散ったフードを拾い集め、再度お皿に整え、煮干しなどトッピング。その後、戻ってきたゲッペイ、残り1/4ほど食べ散らかすと、しばし昼寝。もしくは出窓で思索。その間、所長は…(以下、上記と同文を3~4回リピート)。
 結局、朝ゴハンを食べ終わる(あるいは食べ終わらない)頃には、すでに晩ゴハンの時間。要するに終日だらだら食ってるワケ。そのくせスリムな体型を維持してるゲッペイ、ちょっと許せニャいぞ♪

獣医さんに聞いてみました

 猫は犬と異なり、本来単独で狩りをするため、小さな獲物が多く、一回に食べる量も少ないもの。「だらだら食い」は、この野生時代からの習性と考えられます。
 しかし、野生であれば、現在の飼い猫のように山海の珍味も含まれたバラエティ豊かな食事は得られないはず。「猫は飽きっぽい」と言われますが、これは野生時代の習性ではなく、幼い時の育ち方や個体差、そして一部ですが飼い主の方の『根気負け』による部分が関与しています。