パウなヤツら

6月23日
 バニラの避妊手術から、そろそろ2ヶ月。
 犬でも猫でも去勢・避妊手術後は太りやすいと言われている。ゲッペイの場合、術後もまったく太らないまま10年が過ぎたが(猫種の体質?)、バニラは要注意。「キャバリアは太りやすい」が定説だから。
 従って、このところバニラのドライフード量を2~3割減らし、足りない分を茹で野菜で補っている。野菜はジャガイモ、ニンジンなどの根菜類が体に良さそうだが、獣医さんの話では「意外と糖度が高い」とか。ダイエットにはインゲン、ミズナ、チンゲンサイなどの葉モノのほうが良いらしい。
 以前なら、フードに野菜が混ざっていたら、噛むふりをしてプフッと吐き出したバニラだったが(その様子が憎たらしくて面白かったけど)、手術前後の食事制限で好き嫌いがなくなり、今はすっかり野菜好きになった。
 子犬の頃から何となく柔らかめだった便も、今はシゲシゲと観察したくなるほど「いいウンチ」。もちろん今のところは術後の体重も維持できていて、いいことづくめ。飼い主的には、少し手間が増えたけど、今後もずっと野菜入りフードを続けてあげるつもりだ。
6月26日
 トンテントンテン…♪
 リビングの床からリズミカルな音が響く。バニラが寝ながら尻尾を振っている音だ。お気楽なバニラは年がら年中、爆睡しながら尻尾を振っている。…そういえば、生後2ヶ月半で我が家に来た最初の夜も、お腹全開で眠りこけながらトンテンと尻尾を踊らせていたっけ!
 …と、ふと思いついて過去の『ゲッペイ&バニラ日記』を見てみたら、なんという偶然。バニラが家にやってきたのが、ちょうど7年前の今日でありました!
 カンザワ、「三つ子の魂、百までも」という諺が大好き。3歳児(3歳時)の精神は100歳になっても変わらないらしい。まさにバニラが体現した夜でした(…って、バニラまだ100歳じゃないけど)。



7月4日
 毎年この時期、垂れ耳のバニラは耳の中がムレムレ。今年も耳元を掻きはじめた。放っておくと中耳炎になってしまう(なってしまったこともあった)。いざ、耳薬の季節到来!
 薬はジェル状。耳の中を乾かす効果がある。爽やかなミント系の香りで、慣れてしまえばバニラも喜ぶのだが、毎年最初の1回をとてもイヤがる。耳穴にヌルッとジェルが入る感触が苦手らしい。  今年は今日が初日。薬の容器を振っていたら、知らずにウキウキ駆け寄ってきたバニラ。いきなり耳穴に薬を注入されて、尻尾をはさんで逃げだした。「バニラ待って~、もう片耳にもお薬つけるよ~」。いくら呼んでも戻って来ない。
 仕方なく、香りに誘われて寄ってきた(中耳炎とはまるで無縁の)ゲッペイにも耳薬をつける。ヤキモチやきのバニラ、予想通り悔やしそうな顔で登場。もう片耳にも薬をつけさせてくれた。
 その後、2匹は向き合って、お互いの耳元の匂いを熱心に嗅ぎ合っていた。「うん、同じ匂いだね?」「だね!」。そんな会話が聞こえそうな、可愛らしい光景でした。
【次回予想】
この夏は金曜夜の某ドラマにハマッています。それはゲッペイ(というかオシキャット)そっくりの「あの人」が出るから。一体、誰?