フードで誘導しておすわりの姿勢を教えることから始めます。次に指示語とハンドサイン(手の動き)を示し、愛犬自身に考えさせるのがポイント。犬によってはすぐ理解できるコもいますが、できない場合は反応別に教えていきましょう。
(1)立っている犬の鼻先にフードを近づけ、頭の上方へ誘導する。犬が上を向くと自然におすわりの姿勢になる。その瞬間、「そう、えらいね」とほめてフードを。 | (2)手を上にかざし「おすわり」と言って指示。これだけで理解できるコもいる。できないコは(1)に戻る。 | |
(3)指示を出す以前に、落ち着きがなくてフードで誘導さえできない場合は、リードを踏むと動きが止まり自然におすわりの姿勢に。 |
まずおすわりの姿勢からフードで誘導し、伏せの姿勢を教えます。次におすわり同様、指示語とハンドサインで愛犬自身に考えさせます。後ろ脚がすぐ立ってしまうコなどには、姿勢をより形づくりやすい教え方もあります。
(1)おすわりをしている犬の鼻先にフードを近づけ、犬の気を引きながら手をゆっくり両前足の間まで下ろすと、自然に伏せの姿勢になる。その瞬間、「そう、えらいね」とほめてフードを。 | (2)手を下に向け、先に「伏せ」と指示。これだけでできるコもいるが、わからない場合(1)に戻りフードで誘導する。 | |
(3)後ろ脚がすぐ立ってしまい、伏せの姿勢がつくりにくい場合、立て膝をくぐらせて「伏せ」の姿勢になった瞬間、「伏せ、えらいね」と言ってフードを与える。 |