最初から噛むこと自体を禁止するのではなく、強く噛まないように甘噛みの加減を教えてあげることが大切です。基本的には、噛んだ瞬間に「痛い!」と言って遊びを中断しますが、段階を追ってそのタイミングを変えていきます。こうすると愛犬は、噛んだら遊んでもらえない、人の皮膚に歯を当てることはいけない、ということを学んでいきます。
第1段階 じゃれていて強く噛んだ瞬間に「痛い!」と言って遊びを中断。落ち着いたら再び遊ぶ。次の段階では、軽く噛んだときも「痛い!」と言って同様に。 |
第2段階 さらに、歯を当てそうになっただけでもその瞬間に「痛い!」と言って遊びを中断。落ち着いたら再び遊ぶ。 |
手は噛まないけれど、じゃれているときなどにズボンや袖口などを噛むコもいます。服ならいいと放っておくのではなく、衣服も人間の皮膚の一部だと愛犬に思わせて、噛まないように教えてあげましょう。
手を噛んだときと同様、服を噛んだ瞬間に「痛い!」と言って遊びを中断。落ち着いたら再び遊ぶ。 | 噛まれやすい部分にあらかじめビターアップルを噴き付けておく。 |
いつもいつも噛むことを禁止するのではなく、噛んでもいいものを与えて噛みたい衝動を満足させてあげることも大切です。こうして、愛犬は噛んではいけないものと噛んでもいいものを覚えていきます。
噛んでもいいおもちゃやトリーツホルダー、木製のフェッチなどがおすすめ。与えるときには時間を決めて与えっ放しにしない。 | これはNG!! 口をギュッとつかむ、体を押さえ込んだりするのは絶対ダメ。 |
※甘噛みの度合いがひどいときには、獣医師やしつけの専門家に相談しましょう。