Vol.9 散歩中の悩み ただ歩いているだけなら上手に散歩できるのに、お菓子のゴミを見つけたら突進!
トイレの始末の最中にじゃれたり、人に飛びついたり、散歩中の悩みは尽きません。ワンちゃんの行動を予測して、スマートに対処できる飼い主になるのが肝心。それには、日ごろから予行演習になるレッスンをしておけば安心です。

(1)拾い食い

拾い食いは毒物などを食べてしまう危険性もあるので、決してさせてはダメ。その場での対処としては、フードで誘って方向転換します。スムーズにできるように、日ごろから落ちているものに惑わされないレッスンもしておきましょう。

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飼い主がお菓子のゴミ袋に気がつかず、犬が突進してしまったら、リードを引っ張っても力負けする。
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フードで方向転換
飼い主が犬より先にお菓子のゴミ袋に気づき、フードで誘って方向転換する。
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レッスン1 おいしいものは飼い主の手から

犬が届かない位置にフードを置き、反対側から「おいで」と呼びかけて、フードから離れて自分のところに来たらしっかりほめてごほうびを。こうして、おいしいものは飼い主の手からもらえるということを学ばせる。
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レッスン2 上級編

食べようと思えば食べられる位置にフードを置く。同様に呼びかけて、フードに惑わされずに自分のところに来たらしっかりほめてごほうびを与える。

(2)トイレの始末をしているときにじっとしていない

散歩中に愛犬のウンチを始末するとき、じゃれついたり、引っ張ったりして困ることがあります。こんなときには、リードを短く踏んで動きを制御するのが賢明です。落ち着いてできるように、日ごろからテニスボールなどで練習しておきましょう。

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リードを踏んで犬の動きを制御してから、落ち着いてウンチに見立てたテニスボールを拾う。

(3)人に飛びつく

散歩中、出会った人に愛犬が飛びついてしまい、あいさつもできないケースがあります。こんなときにも、無理に引っ張ったりせず、(2)同様にリードを短く踏むだけで飛びつかないようになります。飼い主が上手に管理してあげることが大切です。

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うれしくて飛びついてしまうコも案外多い。悪気はなくても特に大型犬は危険。
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リードを踏んで制御
人に出会ったら、飛びつく前に短めにリードを踏む。こうすると飛びつこうとしてもできないので、自然に落ち着いていられる。