Vol.11 トイレ習慣を変えたい せっかく家の中で上手にトイレができるようになったと思っていたのに散歩に行き始めたら、いつの間にか外でしかしなくなっちゃった・・・。部屋の模様替えをしてトイレを動かしたら、失敗するようになっちゃった・・・。愛犬がいったん身に付けたトイレの習慣を変えるには、時間をかけて焦らずに。

(1)外でも中でもできるように

外でしかトイレができないと、雨の日や真夜中でもトイレのたびに外へ行かなければいけません。留守中や老犬になった場合も悩みの種になります。逆にいつも家のトイレだけでしていると外でできず、外出中ずっと我慢していることもあります。トイレは必要に応じて外でも中でもできるのが理想です。

外から中へ

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(1)散歩にトイレシーツを持参し、トイレをしそうになったらすばやく敷いて「ワンツー、ワンツー」と号令をかける。号令はトイレの合図として教えるので、「シーシー」などでもいい。
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(2)(1)が習慣化したら、次に散歩に出かける前に玄関にトイレシーツを敷き、「ワンツーワンツー」と号令をかけてトイレを誘う。トイレができたら散歩に出る。
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(3)(2)が習慣化したら、室内のトイレで「ワンツーワンツー」と号令をかけてトイレを誘う。

中から外へ

外から中への逆の手順で慣らしていく。①室内でトイレをするとき「ワンツーワンツー」と号令をかける。→②散歩に行く前に玄関にトイレシーツを敷き、「ワンツーワンツー」と号令をかけてトイレを誘う。→③散歩途中にトイレシーツを敷き、「ワンツーワンツー」と号令をかけてトイレを誘う。

(2)トイレを誘導する工夫

外から中へ移行する際、「ワンツーワンツー」の号令以外に、外に似た環境を中でつくる工夫をするのも一案です。

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トイレシーツの上に草を置いてみる。
トイレの上に人工芝を置いてみる。

(3) トイレシーツからはみ出す

室内で用を足すものの、いつもトイレシーツからはみ出してしまうという悩みもよく聞きます。特にオスの場合にありがちです。トイレの形状などを工夫してあれこれ試してみましょう。

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第1段階:伏せの姿勢のときフード追加
「伏せ」の姿勢をとり、両前脚の間あたりにフードを一粒ずつ置いて「伏せ」の姿勢を保たせる。数秒たったら「よし」と言って解放し、いったん動かす。
折りたたみペットトレーウルトラワイド

足を上げて用を足すコは、壁面にもシーツ面のある折りたたみ式のトイレがおすすめ。

しつける犬トイレ

サークル内全面にトイレシーツを敷いたり、囲い付きのトイレを用いれば、はみ出しにくい。

(4)トイレ場所の変更

部屋の模様替えをしたときにトイレを動かしたことが失敗につながるというのはよくあること。愛犬はトイレを覚えているのではなく、トイレの場所を覚えていることもあるからです。トイレを動かす場合は、少しずつ慣らしながら移動させましょう。

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たとえば左の壁沿いから右の壁沿いへ移動するとき、はじめは30cm程度、それに慣れたらまた30cm、方向を変える・・・と徐々にずらす。