ある日、急に「足を曲げたまま伸ばせなくなった」ランディ。関節にそって軽くなでてあげると、何とか足を伸ばせるように。その時、ふと気になって全身を見ていると、左の後ろ足にぷっくりとした1.5cmほどの腫れを発見!ブニブニしていて境界がはっきりしない感じです。痛がってないし大丈夫?と思いつつ、ついでに診察してもらうことに。右足は膝蓋骨脱臼、左足は腫れが大きくならないか経過観察することになりました。
1週間が経ち、「変わってないと思うけど?」と言われるものの、どうも気になるので血液検査と細胞診をお願いしました。その結果、血液検査は問題なし!細胞診は後日分かるそうで、多分大丈夫だろうとひと安心♪
徐々に腫れがしこりっぽく大きくなってる?と不安になっていた矢先のこと。細胞診の結果が「悪性肥満細胞腫」であると連絡がきたのです。この瞬間頭が真っ白になり、雷が直撃したような言葉で表せない感覚に襲われました。念のためにとした検査がこんな結果になるなんて・・・。
手術の日取りを決め、ただただ、ガン細胞が全て取れますようにと祈るのみです。 当のランディは元気いっぱいですが(;´▽`A゛
手術前の検査で、肝臓の奥に2~3個の病変を発見。良性・悪性を調べるにも他の臓器を傷つける危険、手術のストレスから症状が悪化するおそれがあるそう。治療法は「そのまま生活していく(予後約3ヵ月)」か「化学治療(予後約6ヵ月~1年)」しかないと告げられました。
そう余命宣告です。
ものすごく元気だから命の期限に実感がわかず、化学療法をお願いしました。ランディに悟られないよう、泣きそうになるのを必死に我慢です。
翌日先生から電話があり手術することに!最新医療やランディにとって最善の方法を調べてくれたそうです♪肝臓への対処は、足から切り取った腫瘍の検査結果で判断することに。
手術当日の朝。どのくらい腫瘍を取るのか、回復後の抗ガン剤投与について説明を受けました。
いざ預ける時「なんでっ!?」と必死に見つめてくるランディの目に後ろ髪を引かれながら病院を後に・・・。頑張れランディ!
夕方ドキドキしながら面会に。意識もはっきりしていて私に飛びついたり、尻尾をブンブン振ってすり寄ってくれました。筋肉まで切って痛いはずなのに・・・。必死な愛情表現に思わず胸が熱くなりました。ランディお疲れ様。よく頑張ったね。
術後3~4日は痛々しく、寝ようとしては何度も起き上がっていました。そして気になる検査結果は「悪性肥満細胞腫のグレートⅡ」。手術でガン細胞は全部取れ、転移などもしていないとのこと!そして、今のところ抗ガン剤投与も必要ないと診断されました♪ただ、このガンは全身転移性で再発がすごく多いらしく、肝臓の腫瘍も含め経過観察と定期的な検査をしていくことに。でも、でも、でも!本当に良かった!!よかったね、ランディ☆
ランディは先生に呼ばれると尻尾を振りながら笑顔で近寄っては、苦手な診察と気づいてUターンを繰り返しています(笑)
傷口が関節付近だったため治りが遅れたようで、しばらくは週1~2回通院してお薬三昧でした。途中テープにかぶれたり、抜糸できたと思ったら傷口をなめて病院へ走ったり・・・かなりドタバタとしていました。手術後1ヵ月半ほどでやっと傷がふさがり、エリザベスカラーからも解放されました♪
今ではお散歩も再開し、無事にお誕生日とお正月を迎えることができました。
油断はできませんが、相変わらず食欲旺盛、甘えた、ヤンチャ坊主で元気いっぱいなランディを見るとホッとします。
ランディがガンになり、全身をくまなく見て触って今まで以上にチェックしていますが、「もし再発したら、今度は発見できるのか。」と毎日が不安です。
以前の私は「気になるけどこれって大げさ?」と通院をためらう時もありました。でも手遅れになってからじゃ遅い!手遅れより早とちりの方が断然いい!何ともなかったら、笑って普段の生活に戻ればいいんだもの♪と心に刻んでいます。
今回かかりつけの病院を長年通ったところから、設備の整ったところへ変えましたが、先生とのコミュニケーションが本当に大切だと痛感しました。
何でも気になることは遠慮せず聞く。親身に相談に乗ってくれる先生は本当に信頼できます。私の経験が参考になれば幸いです。