こんにちは、ラン姉です。お客様からの声も多い「海外のペット事情」。
ランディ隊長に代わって実際にドイツを拠点にヨーロッパを旅し、ペットたちの生活をのぞいてみました♪
日本と海外のペットに対する接し方や街の雰囲気などを客観的にスバッとお伝えします。
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レストラン、デパート、公共の交通機関内、日光浴など、どこへ行くにも一緒と思えるほど、あらゆるところでわんちゃん連れの方を見かけます。動物の性質、人間との違いを尊重して接している印象で、それが適切な一貫性のあるしつけを受けた、ドイツの賢いわんちゃんたちに通じているように思いました。教会や歴史建造物への入場を除けば同伴可能な施設がほとんどで、人間社会に溶け込んでいるのがよく分かります。
店内や屋外には飲み水やフードのサービス、リードフックなどの配慮があります。放置ウンチ問題が浮上したことから、公園や街のいたるところに無料のウンチ袋や回収ボックスが設置されています。ドイツでは、飼育頭数の増加防止を目的とした、わんちゃんのみにかかる税金「犬税」があります。しかし未登録や支払いの滞納者が多く、その損害額は甚大のようです。
ねこちゃんは室内飼育が徹底されているのか、見かけることはほとんどありませんでした。 -
観光地で有名なヴェネツィアのペットたちに会ってきました。わんちゃんたちは飼い主さんの言うことは聞くものの、とても好奇心旺盛で他犬や色んなにおいに興味津々のようでした。「世渡り上手なちゃっかり者」という印象です(笑)
交通手段の船や一部のレストランでは、同伴時に口輪をつけるよう条件づけられているところがあるようです。
しかしテラス席ではそうした規則はなく、まったりと日向ぼっこをしている子たちのよく目にしました。
ねこちゃんは、お散歩途中なのかお家からヒョコッと顔を出している姿を目撃することもしばしば♪
イタリアでは宗教行事の関係で、8月に長期休暇を取って旅行する方が多くなります。その際飼っているペットを同伴したり預けるには、金額的負担が大きいという理由で捨てられるペットが増えるそうです。そうした問題から2011年より罰金制度が制定されました。 -
公園にはウンチの回収ボックスが多く設置されています。イギリスでは雨がよく降るためか、濡れることを気にせずたくさんの大~小型犬がお散歩や他犬とのじゃれ合いを楽しんでいました。公園ではノーリードのわんちゃんが多かったのですが、街中では一変してほとんどの方がリードを着用していたのが印象的でした。
交通機関については、一部を除きペット同伴で乗車することが可能です。ドイツは子供と同じ料金が必要ですが、イギリスでは無料のようです。
ねこちゃんは室内飼育が徹底されているのか、あまり見かける機会がありませんでした。
ペット先進国に名前を連ねるイギリスも放置ウンチや、法律で制定された危険犬種を闘犬目的で違法飼育・繁殖する飼い主さんの問題を抱えています。また、その危険犬種たちがもたらす事故は死亡者を出すほど、深刻のようです。 -
ねこちゃんをモチーフにしたグッズが多いのがとても印象的でした!小型犬が人気のようで、トイプードルやマルチーズ、ジャックラッセルをよく目撃しました。マルシェと呼ばれる地元民や観光客に人気の市場では、わんちゃん連れで買い物を楽しむ方がたくさんいました。
レストランなどで目にする「ペット同伴不可」のマーク。実はフランスでは絶対と言うわけではなく、条件つきで認められる場合もあるそうです。様々なペットに関する法律があるものの、罰則も含めて拘束性に欠けるのかもしれません。周囲もペットに対してとても寛容で、規則を特に気にせず行動している方が多いようです。
フランスが長年抱えている深刻な問題がわんちゃんの放置ウンチ。国が多額の費用を負担して年間に大量のウンチを回収・清掃しています。この打開策として、現在回収したウンチを肥料に変える計画が進められています。