▼ドッグフードの選び方
愛犬が長く元気にいられるように、フード選びのポイントを押さえておきましょう。
ポイント1・安全性から選ぶ。
ドッグフードは、「総合栄養食」と表示されたものやAAFCO(米国飼料検査官協会)やNRC(米国科学アカデミー)の栄養基準を満たしているものを選んでください。そして、どんな肉(タンパク源)を使用しているか、人間には使用できない人工添加物・保存料・酸化防止剤が入っていないかもチェックしましょう。
ポイント2・年齢から選ぶ。
子犬期には、成犬の約2倍エネルギーが必要です。高カロリー、かつ骨や筋肉の形成を助けるパピー用フードを選びましょう。一方、6歳・7歳になると基礎代謝が低下して太りやすく、消化機能も衰えてきます。低脂肪・高タンパクで消化吸収に優れたシニア犬用フードに切り替えましょう
ポイント3・犬のサイズから選ぶ
体のサイズによって成長期や高齢期が異なります。成長期は「小型犬・中型犬:9~12ヵ月、大型犬:18ヵ月まで」、高齢期は「小型犬:7歳~、中型犬:6歳~、大型犬:5歳~」。年齢と体のサイズに合わせて適切なフードを選びましょう。
ポイント4・犬の体調から選ぶ
「最近ぽっちゃりしてきたな」と思ったら、ダイエット用フードを検討しましょう。肥満は心臓病や関節炎につながる可能性があります。また、食物アレルギーが疑われる場合は、動物病院でアレルゲンを調べたうえで、適切なフードについて獣医師と相談しましょう。偏食や少食の場合は、体の異常とフードの保存状態をチェックしてください。
▼愛犬がごはんを食べない!どうしたらいい?
犬がごはんを食べない原因として、まずは【病気、ストレス、老化】の3つが考えられるでしょう。その他にもフードとの相性や、その時の気分にも影響することがあります。まずは何が引き金になっているのか、思い当たるものがないかを見てみましょう。詳しいチェックポイントはこちらのページをご覧ください。
フードの味に飽きているのであれば、手軽に作れるフリーズドライのトッピングがおすすすめです。
▼子犬の食事で気を付けること
成長していく体を維持する高いエネルギー、筋肉や体の組織をつくる豊富なタンパク質が必要な時期のため、子犬のライフステージに合った栄養バランスの食事を与えましょう。 さらにこの時期は消化管が未熟なため、生後2ヶ月までは1日4~5回に分けて、2ヶ月半(10週目)以降は3回から2回に徐々に回数を減らしていきます。消化性が良いものを選ぶことも大切です。
▼シニア犬(老犬)の食事で気を付けること
年齢とともに体が変化し、食の好みや必要なカロリー、食べやすい環境が変わってきます。愛犬の年齢や状態に合わせた食事内容・環境を整えてあげましょう。1度に食べられる量が減ったなら、無理に1回で食べさせず、回数を増やしてみるのもひとつの手です。ドライフードはお湯をかけることで香りがたち、さらにやわらかくなるので食べやすくなります。むせたり、のどに詰まらせることがあるなら、食器の高さを見直してみてあげましょう。
▼もしかして太った?正しいダイエット方法
肥満が犬の健康を脅かすのは確かなことですが、正しい知識のない乱暴な減量も非常に危険です。こちらのページで正しいダイエット方法を詳しく解説しています。食事面で気を付けることとしては、「適正体重の正しい把握」「ダイエットフードの利用」「経過観察と見直し」を行うことがポイントです。また、人間の食事を与えるのはNGです。それまでの悪しき習慣を断つ強い意志を持ちましょう。