クリルアイランド・ボブテイル

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クリル・アイランド・ボブテイルは、千島列島に起源を有する、猫の一品種である。その短く巻いた尻尾を最たる特徴とするジャパニーズボブテイルという品種に同じく突然変異によって生まれたこの種は、18世紀以前から千島列島に生息してきた。短い尻尾という共通点を持ち、更には遺伝的な類似がありはするものの、ジャパニーズボブテイルとは全く異なった種である。有名なボブテイル種―すなわち短尾種といえばジャパニーズボブテイルのみという状況が長らく存在してきたが、旧ソ連の国々に開放的な雰囲気が生まれ始めたことで、それまで知られていなかった珍しい猫種が続々と脚光を浴び始め、その流れのうえで脚光を浴びるに至った猫種の一がこのクリルアイランドボブテイルであった。その身体的な特色としては、広い肩を持つ筋肉質で頑丈な胴体、太くはなくも頑丈な脚、そして高い位置にある長毛を生やした球状の柔らかな尾などが挙げられる。